テトラサイクリン系抗生物質
テトラサイクリン系の抗生物質で、細菌が増殖するために必要な蛋白質の合成を阻害することによって抗菌作用を示します。通常、皮膚科、呼吸器、耳鼻科、泌尿生殖器、歯科領域など広い範囲の感染症の治療に使用されます。
ミノサイクリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎[4]球菌、腸球菌属、淋菌、炭疽菌、大腸菌、赤痢菌、
シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、
緑膿菌、梅毒トレポネーマ、リケッチア属(オリエンチア・ツツガムシ)、クラミジア属、肺炎[4]マイコプラズマ(マイコプラズマ・ニューモニエ)
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、
乳腺炎、骨髄炎[6]、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎を含む)、急性気管支炎、肺炎[4]、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、
膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、尿道炎[7]、淋菌感染症、梅毒、腹膜炎、感染性腸炎、外陰炎、細菌性腟炎、子宮内感染、
涙嚢炎、麦粒腫、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、化膿性唾液腺炎、
歯周組織炎、歯冠周囲炎、上顎洞炎、顎炎、炭疽、つつが虫病、オウム病
通常、成人は初回2~4錠〔主成分として100~200mg(力価)〕を服用し、以後12時間ごとまたは24時間ごとに2錠〔100mg(力価)〕を服用します。治療を受ける疾患や年齢・体重・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。食道に停留し、崩壊すると食道潰瘍を起こすことがありますので、多めの水で服用し、就寝直前の服用などには注意してください。
飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
主な副作用として、腹痛、吐き気、食欲不振、胃腸障害、めまい感、発疹、発熱、浮腫、蕁麻疹、頭蓋内圧上昇(嘔吐、頭痛、複視)などが報告されています。
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東京日本橋歯科の福井直人と申します。以前より、幼児期のテトラサイクリン系抗菌剤服用による「変色歯」が報告されておりますが、テトラサイクリンのどの部分がどのように作用するのか、今ひとつ理解出来ません。カルシウムとテトラサイクリンの蛍光物質が反応するとか言われておりますが、真実なのかもわかりません。ここは専門家の薬剤会社にお聞きした方が良いと思いメールいたしました。
歯だけではなく、骨にも形成不全が起きるのでしょうか。
何か情報がございましたら、ご教示いただきたいと存じます。
よろしくお願い申し上げます。
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