ブスルファン(Busulfan)
腫瘍用薬・アルキル化剤
- マブリン散 (製薬会社:大原薬品工業株式会社)
作用と効果
DNAを構成しているグアニンと結合し、グアニンの形をDNAの合成をしにくくすることで、細胞の増殖に必要なDNA合成を阻害し、異常細胞の過剰な増加を抑えます。 通常、慢性骨髄性白血病、真性多血症の緩解に用います。
用法・用量
慢性骨髄性白血病
通常、成人は以下の投与法1.または投与法2.で服用します。いずれの方法でも、年齢、症状によって適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 投与法1
通常、成人は1日0.4~0.6g(主成分として4~6mg)を服用し、白血球が基準値まで減少すれば1日0.2g(2mg)またはそれ以下に減量されます。維持療法として週1回または2週に1回1日0.2g(2mg)を服用します。 - 投与法2
通常、成人は1日0.2g(主成分として2mg)またはそれ以下を服用し、白血球が基準値まで減少するまで服用します。維持療法として週1回または2週に1回1日0.2g(2mg)を服用します。
真性多血症
通常、成人は1日0.2~0.4g(主成分として2~4mg)を服用し、血液検査結果により1日0.6g(6mg)まで段階を踏み、増量されます。血液検査結果、年齢、症状によって適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
服用中には頻繁に臨床検査(血液検査、肝機能・腎機能検査)が行われるので、必ず指示された受診日を守って、検査を受けてください。異常が認められた際は、減量、休薬などが行われます。
飲み忘れた場合は気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分は飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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初版日時: 2013-01-30 (水) 17:14:32
最終更新: 2013-01-30 (水) 17:14:32 (JST) (4103d) by seriza
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