ジクロフェナクナトリウム(Diclofenac sodium) [1]
鎮痛・抗炎症剤
- ボルタレン錠 (製薬会社:ノバルティス ファーマ株式会社)
- 薬価
25mg/錠 10.50円(2020年4月1日以降)
薬価の改定が更新されていない場合はご注意ください。
炎症や痛み、発熱の原因とされるプロスタグランジンという生体内の物質ができる量を減らすことにより、炎症や腫れ、筋肉や関節の痛みを軽くし、発熱がある場合は熱を下げます。
通常、関節リウマチ[4]、変形性関節症、腰痛症、手術後・抜歯後などの鎮痛・消炎や急性上気道炎の鎮痛、解熱に使用されます。
- ボルタレン錠
- 疼痛、炎症
通常、成人は1日3~4錠(主成分として75~100mg)を原則として3回に分けて服用します。頓用する場合は1回1~2錠(25~50mg)を服用します。
- 急性上気道炎
通常、成人は1回1~2錠(主成分として25~50mg)を頓用します。年齢・症状により適宜増減されますが、原則として1日2回まで、1日最大4錠(100mg)が限度です。 いずれの疾患の場合も空腹時の服用は避けてください。必ず指示された服用方法に従ってください。食道に停留して崩壊すると食道潰瘍を起こすおそれがありますので、多めの水で服用し、寝る直前の服用は避けてください。
- ボルタレンSRカプセル[2]
通常、成人は1回1カプセル(主成分として37.5mg)を1日2回食後に服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。かまずに多めの水で服用し、寝る直前の服用は避けてください。
飲み忘れた場合は気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が5時間以内の場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
主な副作用として、胃部不快感、食欲不振、吐き気、嘔吐、胃痛、腹痛、下痢、口内炎、浮腫、発疹などが報告されています。
- ショック、アナフィラキシー様症状
冷汗、呼吸困難、意識障害
- 出血性ショックまた穿孔を伴う消化管潰瘍
胃痛、吐血、下血(黒色便)
- 皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、紅皮症
発熱、皮膚の発疹・水疱、目の充血や唇・口内のあれ
- 急性腎不全、ネフローゼ症候群[8]
尿量減少、浮腫、頭痛
- 重症喘息発作(アスピリン[9]喘息)
呼吸困難、息をすると喉がヒューヒュー鳴る
- ジクロフェナクNa錠
- ジクロフェナクナトリウムSRカプセル
- ジクロフェナクNa徐放カプセル
- ジクロフェナクナトリウム坐剤
- ジクロフェナクNa坐剤
- ジクロフェナクナトリウムクリーム
- ジクロフェナクNaクリーム
- ジクロフェナクNaローション
- ジクロフェナクNaゲル
- ジクロフェナクNaパップ
- ジクロフェナクナトリウムテープ
- ジクロフェナクNaテープ