イノツズマブは「CD22」を特異的に認識するモノクローナル抗体で、これにオゾガマイシンと呼ばれるカリケアマイシン誘導体[2]の抗がん剤が結合しています。
抗悪性腫瘍剤・抗腫瘍性抗生物質結合抗CD22モノクローナル抗体
ベスポンサは、抗体-薬物複合体(ADC)であり、ほぼすべてのB細胞性ALLのがん細胞に発現する細胞表面抗原であるCD22を標的とするモノクローナル抗体(mAb)および細胞傷害性化合物で構成されています。
ベスポンサがB細胞性悪性腫瘍のCD22抗原と結合すると、細胞内に取り込まれ、細胞傷害性を有するカリケアマイシンが放出されて細胞を破壊します。
再発又は難治性のCD22陽性の急性リンパ性白血病[4]
通常、成人にはイノツズマブ オゾガマイシン(遺伝子組換え)として1日目は0.8mg/m2(体表面積)、8及び15日目は0.5mg/m2(体表面積)を1日1回、1時間以上かけて点滴静脈内投与した後、休薬する。
1サイクル目は21〜28日間、2サイクル目以降は28日間を1サイクルとし、投与を繰り返す。投与サイクル数は造血幹細胞[6]移植の施行予定を考慮して決定する。
なお、患者の状態により適宜減量する。
主な副作用は、好中球減少、血小板減少、白血球減少、貧血[9]、infusion reaction、悪心、発熱性好中球減少症、疲労、リンパ球減少、γ-GTP[10]増加、AST(GOT)増加、高ビリルビン血症 等
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