ヘマトクリットとは、ヘマト(血液)とクリット(分離) からなるラテン語で血液を分離するという意味です。
血液を遠心分離器にかけて、固形成分(血球成分)と上澄み(血漿)とに分けて、固形成分がどのくらいの割合を占めるかを測定する検査です。
固形成分は血球で、この中には赤血球、白血球、血小板が含まれていますが、そのうち99%は赤血球が占めます。
血液を細いガラス管に入れて遠心分離器にかけ、血球部分が占める割合を測定します。そこで、貧血[3]のスクリーニング検査に用いられていましたが、現在は自動血球分析器にかければ簡単に測定できます。
血液を採取して自動血球計数器にかけて調べます。
食事などの制限はありません。
ヘマトクリットが基準値より低ければ、赤血球数[7]とヘモグロビン量[8]と比較検討して、貧血[3]の原因を推測します。
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