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ヒュミラ皮下注 :: 医療 Wiki

illness:ヒュミラ皮下注

ページ内コンテンツ
  • アダリムマブ(遺伝子組換え)(Adalimumab(genetical recombination)
    • 作用と効果
    • 用法・用量
    • 副作用
      • 重大な副作用
      • その他の副作用
    • ジェネリック医薬品

アダリムマブ(遺伝子組換え)(Adalimumab(genetical recombination) anchor.png[1]

ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤

  • ヒュミラ皮下注シリンジ (製薬会社:製造販売元 アッヴィ合同会社/販売元 エーザイ株式会社/プロモーション提携 EAファーマ株式会社)
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作用と効果 anchor.png[2]

年性特発性関節炎の主要な原因物質の一つと考えられているTNF-αの働きを抑えます。TNF(腫瘍壊死因子)は、健康状態でも体内に存在するサイトカイン[3]の一つで、免疫の働きや炎症、痛みの発現にかかわっています。通常、既存治療で効果不十分な多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎に用いられます。

ヒュミラ皮下注20mgシリンジ0.2mL
ヒュミラ皮下注40mgシリンジ0.4mL
ヒュミラ皮下注40mgペン0.4mL

  • 既存治療で効果不十分な下記疾患
    • 多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎

ヒュミラ皮下注40mgシリンジ0.4mL
ヒュミラ皮下注80mgシリンジ0.8mL
ヒュミラ皮下注40mgペン0.4mL
ヒュミラ皮下注80mgペン0.8mL

    • 関節リウマチ[4](関節の構造的損傷の防止を含む)
    • 化膿性汗腺炎
    • 壊疽性膿皮症
  • 既存治療で効果不十分な下記疾患
    • 尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬
    • 強直性脊椎炎[5]
    • 腸管型ベーチェット病[6]
    • 非感染性の中間部、後部又は汎ぶどう膜炎
    • 中等症又は重症の活動期にあるクローン病[7]の寛解導入及び維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)
    • 中等症又は重症の潰瘍性大腸炎[8]の治療(既存治療で効果不十分な場合に限る)
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用法・用量 anchor.png[9]

  • 関節リウマチ[4]
    通常、成人にはアダリムマブ(遺伝子組換え)として40mgを2週に1回、皮下注射する。なお、効果不十分な場合、1回80mgまで増量できる。
  • 化膿性汗腺炎
    通常、成人にはアダリムマブ(遺伝子組換え)として初回に160mgを、初回投与2週間後に80mgを皮下注射する。初回投与4週間後以降は、40mgを毎週1回又は80mgを2週に1回、皮下注射する。
  • 壊疽性膿皮症
    通常、成人にはアダリムマブ(遺伝子組換え)として初回に160mgを、初回投与2週間後に80mgを皮下注射する。初回投与4週間後以降は、40mgを毎週1回、皮下注射する。
  • 尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬
    通常、成人にはアダリムマブ(遺伝子組換え)として初回に80mgを皮下注射し、以後2週に1回、40mgを皮下注射する。なお、効果不十分な場合には1回80mgまで増量できる。
  • 強直性脊椎炎[5]
    通常、成人にはアダリムマブ(遺伝子組換え)として40mgを2週に1回、皮下注射する。なお、効果不十分な場合、1回80mgまで増量できる。
  • 多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎
    通常、アダリムマブ(遺伝子組換え)として、体重15kg以上30kg未満の場合は20mgを、体重30kg以上の場合は40mgを2週に1回、皮下注射する。
  • 腸管型ベーチェット病[6]
    通常、成人にはアダリムマブ(遺伝子組換え)として初回に160mgを、初回投与2週間後に80mgを皮下注射する。初回投与4週間後以降は、40mgを2週に1回、皮下注射する。
  • クローン病[7]
    通常、成人にはアダリムマブ(遺伝子組換え)として初回に160mgを、初回投与2週間後に80mgを皮下注射する。初回投与4週間後以降は、40mgを2週に1回、皮下注射する。なお、効果が減弱した場合には1回80mgに増量できる。
  • 潰瘍性大腸炎[8]
    • 成人
      通常、アダリムマブ(遺伝子組換え)として初回に160mgを、初回投与2週間後に80mgを皮下注射する。初回投与4週間後以降は、40mgを2週に1回、皮下注射する。なお、初回投与4週間後以降は、患者の状態に応じて40mgを毎週1回又は80mgを2週に1回、皮下注射することもできる。
    • 小児
      • 体重40kg以上の場合は、通常、アダリムマブ(遺伝子組換え)として初回に160mgを、初回投与1週間後及び2週間後に80mgを皮下注射する。初回投与4週間後以降は、40mgを毎週1回又は80mgを2週に1回、皮下注射する。
      • 体重25kg以上40kg未満の場合は、通常、アダリムマブ(遺伝子組換え)として初回に80mgを、初回投与1週間後及び2週間後に40mgを皮下注射する。初回投与4週間後以降は、20mgを毎週1回又は40mgを2週に1回、皮下注射する。
      • 体重15kg以上25kg未満の場合は、通常、アダリムマブ(遺伝子組換え)として初回に40mgを、初回投与1週間後及び2週間後に20mgを皮下注射する。初回投与4週間後以降は、20mgを2週に1回、皮下注射する。
  • 非感染性の中間部、後部又は汎ぶどう膜炎
    通常、成人にはアダリムマブ(遺伝子組換え)として初回に80mgを、初回投与1週間後に40mgを皮下注射する。初回投与3週間後以降は、40mgを2週に1回、皮下注射する。
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副作用 anchor.png[10]

主な副作用として、鼻咽頭炎、注射部位反応(紅斑、かゆみ、発疹、出血、腫脹)、発疹、上気道感染などが報告されています。

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重大な副作用 anchor.png[11]

  • 敗血症[12]肺炎[13] 等の重篤な感染症
    敗血症[12]肺炎[13]等の重篤な感染症 (細菌、真菌 (ニューモシスティス等)、ウイルス等の日和見感染によるもの)があらわれることがある。
  • 結核
    結核 (肺外結核 (胸膜、リンパ節等)、播種性結核を含む)、があらわれることがある。
  • ループス様症候群
  • 脱髄疾患
    多発性硬化症[14]、視神経炎、横断性脊髄炎、ギラン・バレー症候群[15]等の新たな発生もしくは悪化があらわれることがある。
  • 重篤なアレルギー反応
    アナフィラキシー等の重篤なアレルギー反応があらわれることがある。
  • 重篤な血液障害
    再生不良性貧血[16]を含む汎血球減少症、血球減少症(血小板減少症,白血球減少症,顆粒球減少症等)があらわれることがある。
  • 間質性肺炎[17]
    肺線維症を含む間質性肺炎[17]があらわれることがある。
    発熱、咳嗽、呼吸困難 等
  • 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全
    劇症肝炎、著しいAST (GOT)、ALT (GPT) 等の上昇を伴う肝機能障害、黄疸、肝不全があらわれることがある。
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その他の副作用 anchor.png[18]

副作用5%以上1~5%未満1%未満頻度不明
血液及びリンパ系障害自己抗体陽性 (抗DNA抗体陽性,抗核抗体[19]陽性)貧血[20],リンパ球数減少,好酸球数増加,白血球百分率数異常 (白血球数[21]増加を含む)リンパ球形態異常,血小板数[22]増加,リンパ節症,リンパ節炎,脾臓出血,脾臓梗塞,リンパ管炎,リウマトイド因子 (RF) 増加,血中β-D-グルカン増加,リンパ球百分率異常 (百分率増加を含む),単球数異常 (百分率増加及び減少を含む),大小不同赤血球陽性,赤血球連銭形成,赤血球数[23]増加,好中球数増加,血中免疫グロブリンE[24]増加,リンパ球数増加,トロンビン・アンチトロンビンIII複合体増加,血中アミラーゼ[25]増加,血中トリプシン増加特発性血小板減少性紫斑病[26] (ITP),APTT延長
肝臓肝酵素上昇脂肪肝,血中ビリルビン増加胆石症,アルコール性肝疾患,原発性胆汁性肝硬変[27],胆嚢ポリープ,肝臓うっ血,肝機能検査値異常,ALP減少,胆嚢炎,胆管炎肝壊死,肝炎,B型肝炎[28]の再燃
泌尿器・生殖系-血尿,膀胱炎,女性生殖器系感染,蛋白尿,尿沈渣[29]陽性血中尿素増加,尿中白血球エステラーゼ陽性,尿中ブドウ糖陽性,尿中ケトン体陽性,尿中細菌検出,夜間頻尿,不正子宮出血,腎・尿路結石,腎膿瘍,血中クレアチニン[30]増加,子宮平滑筋腫,腎機能障害,頻尿,慢性腎不全,水腎症,腎梗塞,腺筋症,性器出血,月経過多,前立腺炎,陰部そう痒症,腟分泌物,尿pH上昇,陰嚢水瘤,尖圭コンジローマ,淋疾,尿道炎[31],尿中結晶陽性,排尿困難,尿意切迫,腎血管障害,良性前立腺肥大症[32],精巣上体炎,膣腫脹,前立腺特異性抗原増加,緊張性膀胱,無月経,不規則月経,閉経期症状膀胱及び尿道症状,腎臓痛,月経周期障害
精神系頭痛不眠症,回転性めまい,浮動性めまい,感覚減退脳出血,脳梗塞,味覚異常,ラクナ梗塞,神経痛,健忘,筋萎縮性側索硬化症[33],脳虚血,頚髄症,頭蓋内動脈瘤,頭蓋内圧上昇,片頭痛[34],腓骨神経麻痺,神経根障害,傾眠,くも膜下出血[35],振戦,三叉神経痛,迷走神経障害,不安障害,譫妄,摂食障害[36],神経症,良性神経鞘腫,意識消失,脳炎,錯覚,末梢性ニューロパチー,気分変化,体位性めまい,うつ病[37],感情障害,構音障害気分障害,神経過敏,激越,落ち着きのなさ,神経感覚障害 (錯感覚を含む),睡眠障害[38]
感覚器-結膜炎,眼の異常感,麦粒腫難聴,中耳炎,耳鳴,眼瞼浮腫,外耳炎,白内障,耳不快感,耳出血,結膜出血,眼脂,乾性角結膜炎,乱視,眼瞼炎,霰粒腫,複視,角膜炎,角膜症,高眼圧症,光視症,網膜変性,網膜静脈閉塞,高血圧[39]性網膜症,強膜出血,強膜炎,真珠腫,緑内障[40],耳痛,角膜損傷,耳垢栓塞,角膜びらん,眼出血,硝子体浮遊物,耳感染,聴覚刺激検査異常,流涙増加,霧視,一過性視力低下,網膜出血,眼圧上昇眼の刺激又は炎症,視覚障害,眼球感覚障害,全眼球炎,虹彩炎,耳介腫脹,耳そう痒症
循環器 心臓-高血圧[39]動悸,期外収縮,低血圧,心房細動,狭心症[41],心弁膜疾患,不整脈[42],心房頻脈,心不全,心タンポナーデ,心血管障害,冠動脈疾患,心室拡張,左房拡張,フィブリンDダイマー増加,頻脈,血栓性静脈炎,動脈硬化症,出血,ほてり,不安定血圧,末梢動脈瘤,静脈炎,壊死性血管炎,血管拡張,急性心筋梗塞[43],心電図異常,レイノー現象心停止,冠動脈不全,心嚢液貯留,血腫,血管閉塞,大動脈狭窄,大動脈瘤
呼吸器上気道感染(鼻咽頭炎等)(55.5%),咳嗽インフルエンザ,鼻炎,鼻漏,鼻閉慢性気管支炎,喘息,気管支肺炎[13],喉頭気管気管支炎,インフルエンザ性肺炎[13],鼻出血,特発性器質化肺炎[13],発声障害,呼吸困難,中葉症候群,咽頭紅斑,くしゃみ,気管支狭窄,過換気,胸水,胸膜線維症,胸膜炎,気胸[44],喘鳴,声帯ポリープ[45],百日咳,喀血,下気道の炎症,肺塞栓症,扁桃肥大肺水腫,咽頭浮腫
消化器下痢腹痛,歯周病,便秘,悪心,口内炎,腸炎,齲歯,嘔吐,胃炎,口唇炎,腹部膨満,口腔ヘルペス,イレウス胃不快感,ウイルス性胃腸炎,痔核,食道炎,歯痛(歯知覚過敏を含む),胃潰瘍,口腔カンジダ症,口内乾燥,消化不良,歯肉腫脹,腹部不快感,腹部腫瘤,痔瘻,結腸ポリープ,腸憩室,十二指腸潰瘍,十二指腸炎,心窩部不快感,胃ポリープ,消化管アミロイド[46]ーシス,胃腸出血,歯肉形成不全,歯肉痛,舌痛,口の感覚鈍麻,過敏性腸症候群,食道潰瘍,腹膜炎,肛門周囲痛,顎下腺腫大,舌苔,歯の脱落,食道静脈瘤,腹部膿瘍,胃腸感染,ヘリコバクター感染,耳下腺炎,歯膿瘍,歯感染,血便,便通不規則,歯不快感,口唇乾燥,耳下腺腫大,舌腫脹,歯の障害,カンピロバクター腸感染,肛門周囲膿瘍,歯髄炎,膵臓の良性新生物,腸管穿孔,肛門性器疣贅,肛門狭窄,横隔膜下膿瘍,瘢痕ヘルニア,鼡径ヘルニア,胃酸過多,膵腫大,急性膵炎,直腸腺腫,胃腸異形成,口唇痛,唾液腺炎憩室炎,口腔内潰瘍形成,直腸出血,大腸炎,小腸炎
皮膚・皮下組織系発疹,そう痒症,湿疹,白癬感染紅斑,蕁麻疹,毛包炎,皮膚炎(接触性皮膚炎,アレルギー性皮膚炎を含む),皮膚真菌感染,皮膚乳頭腫,帯状疱疹[47],ざ瘡皮下出血,脱毛症,爪囲炎,皮膚潰瘍,皮膚乾燥,過角化,皮下組織膿瘍,紫斑,感染性表皮嚢胞,伝染性軟属腫,皮膚細菌感染,手足口病,膿痂疹,膿皮症,挫傷,結核菌皮膚テスト陽性,メラノサイト性母斑,脂漏性角化症,脂肪腫,黄色腫,紅色汗疹,ヘノッホ・シェンライン紫斑病,膿疱性乾癬,多汗症[48],嵌入爪,乾癬,水疱,褥瘡性潰瘍,皮膚嚢腫,発汗障害,皮膚疼痛,光線過敏性反応,脂漏,皮膚びらん,皮膚剥脱,皮膚硬結,顔面腫脹,乾皮症,黄色爪症候群,せつ,冷汗,面皰,皮膚エリテマトーデス,痂皮,皮膚小結節,肉芽腫,肥厚性瘢痕,多形紅斑,爪の障害,口唇色素沈着,禿瘡血管浮腫,斑状出血,脂肪織炎,血管神経性浮腫,皮膚血管炎
代謝及び栄養-血中トリグリセリド上昇,血中尿酸[49]増加,血中コレステロール上昇,乳酸脱水素酵素 (LDH) 上昇,体重増加,高血糖[50],CK (CPK) 上昇,CRP上昇,体重減少,高脂血症,糖尿病[51]血中リン減少,食欲不振,血中アルブミン減少,総蛋白増加,血中カリウム減少,血中カルシウム減少,血中カルシウム増加,血中クロール減少,血中コレステロール減少,血中ナトリウム減少,血中トリグリセリド減少,CK (CPK) 減少,総蛋白減少,脱水,高カリウム血症,痛風,食欲亢進,肥満,低血糖[50],血中マグネシウム増加,血中リン増加,グリコヘモグロビン[52]増加-
内分泌--甲状腺腫,甲状腺機能亢進症[53],血中ヒト絨毛性ゴナドトロピン増加,甲状腺機能低下症[54],副腎腺腫,クッシング様症状甲状腺障害
筋骨格系及び結合組織障害-背部痛,関節痛骨折,四肢痛,筋痛,骨粗鬆症,滑液嚢腫,腱断裂,骨密度減少,筋骨格硬直,変形性脊椎炎,関節破壊,筋骨格系胸痛,筋骨格痛,環軸椎不安定,鼡径部腫瘤,椎間板突出,関節腫脹,四肢不快感,腰部脊椎管狭窄,筋痙縮,筋力低下,頚部痛,骨関節炎,肩回旋筋腱板症候群,筋肉減少症,関節炎,関節障害,四肢の結節,脊椎すべり症,臀部痛,椎間板変性症,関節周囲炎,肩痛,椎間板炎,関節捻挫,頚部腫瘤,筋炎,手根管症候群,滑液包炎,ミオパチー,骨壊死横紋筋融解症[55]
全身発熱倦怠感,浮腫,胸痛,季節性アレルギー,単純ヘルペス感染異常感,胸部不快感,ウイルス感染,悪寒,冷感,化膿,口渇,疲労,腫瘤,顔面浮腫,熱感,低体温,治癒不良,異物感,潰瘍,食物アレルギー,抗酸性桿菌感染,クリプトコッカス症,感染,転倒,背部損傷,創腐敗,CT異常,胸部X線異常,免疫学的検査異常,全身性エリテマトーデス[56],線維腺腫,乳房の良性新生物,乳房痛,乳頭痛,側腹部痛,真菌感染,腋窩痛,細菌感染,疼痛,圧迫感,腫脹,金属アレルギー,大腸菌感染,無力症,成長遅延インフルエンザ様疾患,サルコイドーシス[57]
投与部位注射部位反応 (紅斑,そう痒感,発疹,出血,腫脹,硬結等) (25.6%)---
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ジェネリック医薬品[58] anchor.png[59]

  • アダリムマブBS皮下注

Last-modified: 2021-09-30 (木) 15:07:42 (JST) (933d) by kondo