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スルファメトキサゾール (Sulfamethoxazole)・トリメトプリム (Trimethoprim)
合成抗菌剤
- バクタ配合錠 (製薬会社:塩野義製薬株式会社)
- バクタ配合顆粒 (製薬会社:塩野義製薬株式会社)
作用と効果
微生物体内における葉酸の生合成を阻害する成分と、葉酸の活性化を阻害する成分の2つの有効成分が配合された、ST合剤と呼ばれる抗菌剤です。
通常、他剤が無効または使用できない場合の呼吸器感染症、尿路感染症、腸炎、腸チフスなどの治療に使用されます。
- 葉酸
葉酸(folate)は、ビタミンM、ビタミンB9、プテロイルグルタミン酸とも呼ばれ、水溶性ビタミンに分類される生理活性物質である。
用法・用量
- 一般感染症
通常、成人は1回2錠を1日2回服用しますが、治療を受ける疾患や年齢や症状により適宜増減されます。 - ニューモシスチス肺炎の治療
通常、成人は1日量として9~12錠を1日3~4回に分けて服用します。小児はトリメトプリムとして体重1kgあたり1日量15~20mgを3~4回に分けて服用します。年齢や症状により適宜増減されます。 - ニューモシスチス肺炎の発症抑制
通常、成人は1回1~2錠を1日1回、連日または週3日服用します。小児はトリメトプリムとして体重1kgあたり1回2~4mgを1日2回、連日または週3日服用します。
本剤は1錠中にトリメトプリム80mgを含有します。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
副作用
主な副作用として、発疹、そう痒感、水疱、光線過敏症、頭痛、めまい・ふらふら感、しびれ感、震え、脱力・倦怠感、うとうと状態、血便などが報告されています。
重大な副作用
- 再生不良性貧血、溶血性貧血、巨赤芽球性貧血、メトヘモグロビン血症、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少症
動悸、息切れ、ふらつき、発熱、のどの痛み、出血しやすい - 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)
血小板減少、破砕赤血球の出現を認める溶血性貧血、精神神経症状、発熱、腎機能障害があらわれることがある。 - 溶血性尿毒症症候群(HUS)
血小板減少、破砕赤血球の出現を認める溶血性貧血、急性腎不全があらわれることがある。 - ショック、アナフィラキシー様症状
不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗、浮腫 等 - 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
高熱、水ぶくれ、眼や口など粘膜のただれ、全身の発赤
- 薬剤性過敏症症候群
発疹、発熱、肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある。
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初版日時: 2011-12-05 (月) 18:00:17
最終更新: 2019-02-09 (土) 22:34:15 (JST) (1864d) by kondo
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