ドレーンとは、体腔内に溜まった水分や血液、リンパ液などを体外に排出するために用いられる管である。誘導管、排液管ともいう。ゴム製あるいはシリコン等の合成樹脂でできている。
ドレーンを使った処置をドレナージ(drainage。英語で排出、排液を意味する)といい、具体的な医療処置としては、経皮経肝的胆管ドレナージや胸腔ドレナージなどがある。
術直後の排液は血性から淡血性になります。また、術中の洗浄液が含まれているため、排液量は多めです。
術後3日目までは、術直後とほとんど同じ性状か、あるいは少し淡い色調になります。経過が順調であれば、それ以降の色調は淡血性から淡々血性、さらに淡黄色の透明・漿液性になっていきます。
術直後、持続的に1時間あたり200mL以上の血性排液がみられる場合には、術後出血を予測し、再開胸・止血術が検討されます。逆に、排液量が急に減少している場合には、ドレーンが閉塞していないかを確認する必要があります。
血性の排液が続く場合や排液に新鮮血が混じった場合は、縫合不全などによる胸腔内での再出血が考えられる。(出血量に注意する。)
排液が混濁した場合は、感染による膿胸、乳び液の貯留(乳び胸)が考えられる。
排液が減少し、1日あたり200mL以下になってきたら、
色・性状としては、淡血性から漿液性になることが目安です。膿が混濁していた場合にも、点滴による抗菌薬の投与などで、排液がきれいな漿液性になればドレーンを抜去できます。
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腹部の悪性腫瘍の術後に入れたと言われ調べました。排液管みたいなものとわかりました。
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