スルピリド (Sulpiride)
消化器用剤・中枢神経用剤
- ドグマチール細粒 (製薬会社:アステラス製薬株式会社)
作用と効果
- 消化器用剤
中枢神経に作用して胃壁粘膜の血流を増やし、胃・十二指腸の粘膜の回復を助ける作用があります。通常、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の治療に用いられます。 - 中枢神経用剤
脳内の伝達物質(ドパミン)に作用することにより、抑うつ気分、不安、緊張、興奮をしずめ、精神状態を安定化します。通常、うつ病・うつ状態の治療や精神状態の安定化に用いられます。
用法・用量
- 消化器用剤
通常、成人は1回0.1g(主成分として50mg)を1日3回服用しますが、症状により適宜増減されます。本剤は1g中に主成分を500mg含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。 - 中枢神経用剤
- うつ病・うつ状態
通常、成人は1日1.5〜3g(主成分として150〜300mg)を数回に分けて服用します。年齢・症状により適宜増減され、1日6g(600mg)まで増量されることがあります。 - 上記以外
通常、成人は1日3〜6g(主成分として300〜600mg)を数回に分けて服用します。年齢・症状により適宜増減され、1日12g(1,200mg)まで増量されることがあります。本剤は1g中に主成分を100mg含有します。
いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
- うつ病・うつ状態
飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけはやく飲んでください。ただし、通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分をとばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
副作用
- 消化器用剤
主な副作用として、月経異常、乳汁分泌、女性化乳房、不眠、眠気、めまい、ふらつき、口渇、胸焼け、悪心、嘔吐、便秘、熱感、倦怠感、発疹、浮腫、振戦(手足の震え)、舌のもつれ、焦燥感などが報告されています。
- 中枢神経用剤
主な副作用として、パーキンソン症候群(震え・こわばり・よだれ)、乳汁分泌、女性化乳房、月経異常、睡眠障害、不穏、焦燥感、眠気、脱力感、倦怠感、口渇、発疹、かゆみ、浮腫などが報告されています。
ジェネリック医薬品
- (製薬会社:)
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初版日時: 2011-12-14 (水) 18:56:22
最終更新: 2011-12-14 (水) 18:58:32 (JST) (4511d) by seriza
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