トキシックショック症候群(TSS)は、非常に短い時間で重篤な病態を引き起こす敗血症[2]の一種です。
男性、女性や子どもを問わず誰でも起こる可能性がある病気[3]です。
TSSの症状の一部は、重症のインフルエンザに類似しています。通常、下記のような症状が現れます。
バクテリアの黄色ブドウ球菌によって発症します。黄色ブドウ球菌は、皮膚、鼻の穴、脇の下、足の付け根や腟に生息している細菌ですが、通常、害はありません。稀に、それらバクテリアの一部がTSSを引き起こす毒素を産生する場合があります。
トキシックショック症候群の診断基準は下記の通りです。
通常、トキシックショック症候群の可能性がある場合は上記の診断基準だけでなく、血液検査や過去の健康状況、旅行歴、職業、趣味、月経の状況や使っている医薬品などを問診して診断します。
黄色ブドウ球菌バクテリアに対する抗生物質やその他の症状の改善に作用する医薬品を用いて治療します。
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