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デパケン錠 :: 医療 Wiki

illness:デパケン錠

ページ内コンテンツ
  • バルプロ酸ナトリウム (Sodium valproate)
    • 作用と効果
    • 用法・用量
    • 副作用
      • 稀な副作用
    • 同じ成分の医薬品
    • ジェネリック医薬品

バルプロ酸ナトリウム (Sodium valproate) anchor.png[1]

てんかん[2]剤 躁病・躁状態治療剤 片頭痛[3]治療剤

  • デパケン錠 (製薬会社:協和発酵キリン株式会社)
  • デパケンシロップ (製薬会社:協和発酵キリン株式会社)
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作用と効果 anchor.png[4]

  • てんかん[2]剤 躁病・躁状態治療剤
    脳内の抑制性神経伝達物質γ-アミノ酪酸(GABA)濃度を上昇させるほか、ドパミン濃度を上昇、セロトニン代謝を促進し、脳内の抑制系を活性化させ抗てんかん[2]作用を示します。また、GABA神経伝達促進作用が抗躁作用へ寄与していると考えられています。通常、各種てんかん[2]てんかん[2]に伴う性格行動障害(不機嫌・易怒性など)、躁病および躁うつ病[5]の躁状態の治療に用いられます。
  • 片頭痛[3]治療剤
    脳内の抑制性神経伝達物質γ-アミノ酪酸(GABA)を介して、片頭痛[3]発作発現を抑えると考えられています。通常、片頭痛[3]の治療に用いられ、片頭痛[3]の発作を防ぐ、もしくは軽くします。起こってしまった片頭痛[3]発作を改善する薬ではありません。
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用法・用量 anchor.png[7]

  • デパケン錠
    通常、1日4~12錠(主成分として400~1,200mg)を2~3回に分けて服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • デパケンシロップ
    通常、1日8~24mL(主成分として400~1,200mg)を2~3回に分けて服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。水道水、牛乳で薄めて服用してもかまいませんが、服用する直前にしてください。必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、発作(症状)を起こすおそれがあるので、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。次の服用時間まで4時間程度あけてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

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副作用 anchor.png[8]

主な副作用として、傾眠、失調・ふらつき、吐き気・嘔吐、食欲不振、胃腸障害、全身倦怠感などが報告されています。

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稀な副作用 anchor.png[9]

  • 劇症肝炎などの肝障害
    全身がだるく食欲がない、吐き気、皮膚や白目が黄色くなる
  • 高アンモニア血症を伴う意識障害
    全身がだるく食欲がない、傾眠傾向、ふらつき
  • 溶血性貧血[10]、赤芽球癆、汎血球減少、血小板減少、顆粒球減少
    全身がだるい、めまい、あざ
  • 急性膵炎
    激しい腹痛、発熱、吐き気
  • 皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症
    発熱、全身がだるく食欲がない、発疹
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同じ成分の医薬品 anchor.png[11]

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ジェネリック医薬品[14] anchor.png[15]

  • バルプロ酸ナトリウム錠
  • バルプロ酸ナトリウムSR錠
  • バルプロ酸Na錠
  • バルプロ酸Na徐放B錠
  • バルプロ酸ナトリウム細粒
  • バルプロ酸ナトリウム徐放U顆粒
  • バルプロ酸Na徐放顆粒
  • バルプロ酸ナトリウムシロップ
  • バレリン錠/バレリンシロップ

Last-modified: 2019-05-07 (火) 17:58:12 (JST) (1809d) by kondo