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タキソテール点滴静注用 :: 医療 Wiki

illness:タキソテール点滴静注用

ページ内コンテンツ
  • ドセタキセル水和物注射液
    • 作用と効果
    • 用法・用量
    • 生活上の注意
    • 副作用
      • 重大な副作用
    • ジェネリック医薬品

ドセタキセル水和物注射液 anchor.png[1]

タキソイド系抗悪性腫瘍剤

  • タキソテール点滴静注用 (製薬会社:サノフィ株式会社)
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用法・用量 anchor.png[10]

  • 乳がん[3]、非小細胞肺がん[4]胃癌[5]頭頸部癌[11]
    通常、成人に1日1回、ドセタキセルとして60mg/m2(体表面積)を1時間以上かけて3~4週間間隔で点滴静注する。なお、患者の状態により適宜増減すること。ただし、1回最高用量は75mg/m2とする。
  • 卵巣がん[6]
    通常、成人に1日1回、ドセタキセルとして70mg/m2(体表面積)を1時間以上かけて3~4週間間隔で点滴静注する。なお、患者の状態により適宜増減すること。ただし、1回最高用量は75mg/m2とする。
  • 食道癌[7]子宮体癌[8]
    通常、成人に1日1回、ドセタキセルとして70mg/m2(体表面積)を1時間以上かけて3~4週間間隔で点滴静注する。なお、患者の状態により適宜減量すること。
  • 前立腺がん[9]
    通常、成人に1日1回、ドセタキセルとして75mg/m2(体表面積)を1時間以上かけて3週間間隔で点滴静注する。なお、患者の状態により適宜減量すること。
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生活上の注意 anchor.png[12]

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副作用 anchor.png[13]

脱毛、食欲不振、全身倦怠感 、悪心・嘔吐、発熱、下痢、感染症などが報告されています。

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重大な副作用 anchor.png[14]

  • 骨髄抑制
    汎血球減少、白血球減少、好中球減少(発熱性好中球減少を含む)、ヘモグロビン減少、血小板減少等があらわれるので、血液検査を十分に行い、異常が認められた場合には、投与間隔の延長、減量、休薬等の適切な処置を行うこと。また、本剤の投与にあたってはG‐CSF製剤の適切な使用に関しても考慮すること。
  • ショック症状・アナフィラキシー
    呼吸困難、気管支痙攣、血圧低下、胸部圧迫感、発疹等のショック症状・アナフィラキシーがあらわれることがあるので、十分に観察を行い、関連する徴候が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • 黄疸、肝不全、肝機能障害
    黄疸、肝不全、AST(GOT)・ALT(GPT)・Al‐Pの著しい上昇等の重篤な肝障害があらわれることがあるので、肝機能検査の値に注意して観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
  • 急性腎不全
    急性腎不全等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、腎機能検査の値に注意して観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
  • 間質性肺炎[15]、肺線維症
    間質性肺炎[15]、肺線維症があらわれることがある。また、放射線療法を併用している患者で同様の臨床症状(放射線肺臓炎)があらわれることがある。観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
  • 心不全
    心不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
  • 播種性血管内凝固症候群(DIC)
    播種性血管内凝固症候群(DIC)があらわれることがあるので、血小板数[16]、血清FDP値、血漿フィブリノーゲン濃度等の血液検査を適宜行うこと。症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • 腸管穿孔、胃腸出血、虚血性大腸炎、大腸炎
    腸管穿孔、胃腸出血、虚血性大腸炎、大腸炎があらわれることがあるので、腹痛、吐血、下血、下痢等の症状があらわれた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
  • イレウス
    イレウスがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
  • 急性呼吸促迫症候群
    急性呼吸促迫症候群があらわれることがあるので、呼吸障害等がみられた場合には観察を十分に行い、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
  • 急性膵炎
    急性膵炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、血清アミラーゼ[17]値等に異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
  • 皮膚粘膜眼症候群(Stevens‐Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)、多形紅斑
    皮膚粘膜眼症候群(Stevens‐Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)、多形紅斑等の水疱性・滲出性皮疹があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
  • 心タンポナーデ、肺水腫、浮腫・体液貯留
    心タンポナーデ、肺水腫、緊急ドレナージを要する胸水、腹水等の重篤な浮腫・体液貯留が報告されている。
  • 心筋梗塞[18]静脈血栓塞栓症[19]
    心筋梗塞[18]静脈血栓塞栓症[19]が報告されている。
  • 感染症
    敗血症[20]肺炎[21]等の感染症が報告されている。異常が認められた場合には直ちに適切な処置を行うこと。
  • 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)
    抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)があらわれることがあるので、低浸透圧血症を伴う低ナトリウム血症、尿中ナトリウム排泄量の増加、痙攣、意識障害等の症状があらわれた場合には投与を中止し、水分摂取の制限等適切な処置を行うこと。
  • その他
    重篤な口内炎等の粘膜炎、血管炎、末梢神経障害、四肢の脱力感等の末梢性運動障害、Radiation Recall現象が報告されている。

Last-modified: 2014-12-09 (火) 18:44:27 (JST) (3420d) by kondo