オマリズマブ(遺伝子組換え)
気管支喘息治療剤・季節性アレルギー性鼻炎治療剤・慢性蕁麻疹治療剤(ヒト化抗ヒトIgEモノクローナル抗体製剤)
- ゾレア皮下注用 (製薬会社:ノバルティスファーマ株式会社)
作用と効果
ゾレアは、アレルギー反応に関与しているフリーIgEに直接結合し、その作用を特異的に阻害することで、IgEの肥満細胞、好塩基球等の炎症細胞への結合を阻害します。これら炎症細胞での抗原抗体反応の抑制により、季節性アレルギー性鼻炎のアレルギーカスケードの初期反応を阻害します。
- 気管支喘息(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない難治の患者に限る)
- 季節性アレルギー性鼻炎(既存治療で効果不十分な重症又は最重症患者に限る)
- 特発性の慢性蕁麻疹(既存治療で効果不十分な患者に限る)
用法・用量
- 気管支喘息
通常、オマリズマブ(遺伝子組換え)として1回75~600mgを2又は4週間毎に皮下に注射する。1回あたりの投与量並びに投与間隔は、初回投与前血清中総IgE濃度及び体重に基づき、下記の投与量換算表により設定する。
- 季節性アレルギー性鼻炎
通常、成人及び12歳以上の小児にはオマリズマブ(遺伝子組換え)として1回75~600mgを2又は4週間毎に皮下に注射する。1回あたりの投与量並びに投与間隔は、初回投与前血清中総IgE濃度及び体重に基づき、投与量換算表により設定する。
- 特発性の慢性蕁麻疹
通常、成人及び12歳以上の小児にはオマリズマブ(遺伝子組換え)として1回300mgを4週間毎に皮下に注射する。
副作用
その他の副作用
副作用 | 5%以上 | 1~5%未満 | 1%未満 | 頻度不明 |
血液及びリンパ系障害 | - | - | 血小板数減少 | 出血 |
神経系 | - | 頭痛 | 傾眠、めまい | 錯感覚、失神 |
血管 | - | - | 潮紅 | 起立性低血圧 |
呼吸器・胸郭および縦隔障害 | - | - | - | 咳嗽、アレルギー性気管支痙攣、喉頭浮腫 |
消化器 | - | - | 消化不良、悪心 | 下痢、上腹部痛 |
皮膚・皮下組織系 | - | - | - | 光線過敏、脱毛 |
過敏症 | - | 蕁麻疹 | そう痒症、発疹 | 血管浮腫、血清病 |
筋骨格系及び結合組織障害 | - | - | 四肢痛、筋骨格痛 | 関節痛、筋痛、関節腫脹 |
全身 | - | - | 熱感、疲労、腕の腫脹、発熱、けん怠感 | 体重増加、インフルエンザ様疾患 |
投与・注射部位 | 紅斑、腫脹 | そう痒感、疼痛、出血、熱 | 発疹、腫瘤、浮腫、蕁麻疹、しびれ感、不快感 | - |
感染症 | - | - | 鼻咽頭炎 | 上気道感染、咽頭炎、副鼻腔炎、寄生虫感染、尿路感染 |
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初版日時: 2019-12-12 (木) 18:17:55
最終更新: 2019-12-12 (木) 18:26:24 (JST) (1589d) by kondo
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