ペグビソマント(遺伝子組換え)(Pegvisomant genetical recombination)
成長ホルモン受容体拮抗剤
- ソマバート皮下注用 (製薬会社:ファイザー株式会社)
作用と効果
成長ホルモン(GH)受容体に結合し、GHの結合を阻害することによって、IGF-I(インスリン様成長因子ソマトメジン-C)の血清中濃度を低下させ、IGF-I過剰による軟部組織の肥大などの症状を改善します。
通常、先端巨大症における成長ホルモン過剰分泌による症状を改善します。
用法・用量
通常、成人は主成分タンパク質として初日に1回40mgを1日1回皮下に注射します。2日目以降は1回10mgを1日1回皮下に注射します。
血清中IGF-I値および症状に応じて5mgずつ適宜増減されますが、1日量1回30mgを超えません。
本剤は1バイアル中に主成分タンパク質として10mgを含有します。必ず指示された方法に従ってください。
- 注射する部位は毎回変更してください。
- 発赤、湿疹、損傷のある部位には注射しないでください。
- 注射を忘れた場合は、気がついた時に1回分を注射してください。
- 絶対に2回分を一度に注射してはいけません。
- 誤って多く注射した場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 在宅自己注射を行うにあたっては、自己判断で使用を中止したり、量を加減せず、医師の指示に従ってください。
生活上の注意
副作用
主な副作用として、アナフィラキシー様反応(呼吸困難、冷汗、蕁麻疹)、注射部位反応(紅斑、疼痛、腫脹など)、腹痛、胃不快感、下痢、鼻咽頭炎、頭痛、倦怠感、注射部位出血などが報告されています。
稀な副作用
上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。