インコボツリヌストキシンA [ゼオマイン筋注用]

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インコボツリヌストキシンA ^[1]

A型ボツリヌス毒素製剤

上肢痙縮
通常、成人にはインコボツリヌストキシンAとして複数の緊張筋*1に合計400単位を分割して筋肉内注射する。
1回あたりの最大投与量は400単位であるが、対象となる緊張筋の種類や数により、投与量は必要最小限となるよう適宜減量する。
また、再投与は前回の効果が減弱した場合に可能であるが、投与間隔は12週以上とすること。なお、症状に応じて投与間隔は10週まで短縮できる。

下肢痙縮
通常、成人にはインコボツリヌストキシンAとして複数の緊張筋*2に合計400単位を分割して筋肉内注射する。
1回あたりの最大投与量は400単位であるが、対象となる緊張筋の種類や数により、投与量は必要最小限となるよう適宜減量する。
また、再投与は前回の効果が減弱した場合に可能であるが、投与間隔は12週以上とすること。なお、症状に応じて投与間隔は10週まで短縮できる。

副作用	3％以上	1～3％未満	1％未満	頻度不明
泌尿器	-	-	排尿後の尿滴下、頻尿、尿閉	-
精神神経系	-	-	麻痺	血管迷走神経反応（一過性症候性低血圧、耳鳴、失神）、頭痛、感覚鈍麻
消化器	-	-	便秘、嚥下障害	悪心、口内乾燥
皮膚・皮下組織系	-	-	湿疹、紅斑、蕁麻疹、過角化	そう痒症、発疹
筋骨格系及び結合組織障害	-	筋力低下	四肢不快感、関節痛、筋骨格痛、筋肉痛、四肢痛、筋緊張低下	-
投与部位	-	-	皮下出血、注射部位内出血、筋肉内出血	疼痛、炎症、錯感覚、注射部位感覚鈍麻、圧痛、注射部位腫脹、注射部位浮腫、紅斑、そう痒、感染、血腫、出血、挫傷
その他	-	-	構語障害、転倒、血中CK増加、靱帯捻挫、末梢性浮腫、倦怠感、蜂巣炎	軟部組織浮腫、腫脹、無力症、インフルエンザ様症状、上咽頭炎

*1 緊張筋：橈側手根屈筋、尺側手根屈筋、浅指屈筋、深指屈筋、腕橈骨筋、上腕二頭筋、上腕筋、方形回内筋、円回内筋、長母指屈筋、母指内転筋、短母指屈筋/母指対立筋等
*2 緊張筋：腓腹筋（内側頭、外側頭）、ヒラメ筋、後脛骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋等

Last-modified: 2022-03-18 (金) 12:28:11 (JST) (760d) by kondo

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