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スプレキュア点鼻液 :: 医療 Wiki

illness:スプレキュア点鼻液

ページ内コンテンツ
  • ブセレリン酢酸塩(Buserelin acetate)
    • 作用と効果
    • 用法・用量
      • 使い方
    • 副作用
      • 重大な副作用
      • その他の副作用
    • 同じ成分の医薬品
    • ジェネリック医薬品

ブセレリン酢酸塩(Buserelin acetate) anchor.png[1]

GnRH誘導体製剤

  • スプレキュア点鼻液 (製薬会社:製造販売元 クリニジェン株式会社/販売元 )
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作用と効果 anchor.png[2]

下垂体[3]-性腺系機能抑制作用があり、鼻腔内に噴霧後1〜2週間で性ホルモンの分泌を抑え始め、以降使用を継続することで性ホルモンの分泌を抑え、卵巣機能を抑えます。
通常、女性ホルモンに依存する子宮内膜症[4]子宮筋腫[5]の治療に用いられます。

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用法・用量 anchor.png[7]

  • 子宮内膜症[4]子宮筋腫[5]
    通常、成人には1回あたり左右の鼻腔に各々1噴霧(1回あたりブセレリンとして計300μg)を1日3回、月経周期1~2日目より投与する。なお、症状により適宜増減する。
  • 中枢性思春期早発症
    左右の鼻腔に各々1噴霧投与を1回投与(1回あたりブセレリンとして計300μg)とし、通常1日3~6回投与する。効果不十分のときは皮下注射法に切り替える。
    本剤の効果は、本剤投与前と比較した投与2週以降におけるGnRHテストの血中LH、FSHの反応性の低下及び血中性ステロイドの低下で判断する。
  • 生殖補助医療における卵胞成熟
    左右の鼻腔に各々1噴霧投与を1回投与(1回あたりブセレリンとして計300μg)とし、通常、採卵の34~36時間前に2回投与するが、患者の反応に応じて、投与回数は1回~4回の範囲で適宜調節する。
  • 生殖補助医療における早発排卵の防止
    通常、1回あたり左右の鼻腔に各々1噴霧(1回あたりブセレリンとして計300μg)を1日2~3回投与し、十分な効果が得られない場合は、1日4回投与することができる。
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使い方 anchor.png[8]

    • 使用前に鼻をかみ鼻腔のとおりをよくしてください。
    • やや下を向き、鼻腔に噴霧器を奥までまっすぐに入れてください。
    • 鼻から息を吸い込みながら、可動部が「カチッ」と音がし、止まるまで一気に噴霧してください。
    • 左右とも手早く同様の操作を行った後、速やかに頭を軽く後ろに傾け、薬剤が鼻の奥まで広く行きわたるように数10秒間、鼻から静かに呼吸してください。
    • 点鼻後は噴霧器をティッシュなどで拭きとり、清潔に保つようにしてください。
    • 使用後は、噴霧器が薬液瓶に固定され、しっかりと閉まっていることを確認の上、ケースに入れて保管してください。
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副作用 anchor.png[9]

主な副作用として、ほてり、肩こり、頭痛、不正出血などが報告されています。

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重大な副作用 anchor.png[10]

  • ショック、アナフィラキシー様症状
    呼吸困難、熱感、全身紅潮、血圧低下 等を起こすことがある。
    めまい、息苦しい、じんましん
  • うつ症状
    やる気がおきない、気分が落ち込む、不眠
  • 脱毛
  • 狭心症[11]心筋梗塞[12]
    激しい胸の痛み、胸を強く押さえつけられた感じ、冷や汗
  • 脳梗塞
    手足の麻痺、しびれ、しゃべりにくい
  • 血小板減少、白血球減少
  • 不正出血
    大量の不正出血があらわれることがある。
  • 卵巣のう胞破裂
    膨満感、下腹部痛(圧痛等)等があらわれることがある。
    腹がはる、下腹部の激しい痛み
  • 肝機能障害、黄疸
    AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
  • 糖尿病[13]の発症又は増悪
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その他の副作用 anchor.png[14]

副作用3%以上0.1~3%未満0.1%未満頻度不明
肝臓-AST(GOT)、ALT(GPT)、LDH、ビリルビン上昇Al‐P、γ‐GTP上昇-
エストロゲン[15]症状ほてり、腟炎、性交痛、視力異常、眼精疲労-リビドー減退、外陰部そう痒感、腟乾燥-
子宮・卵巣-帯下子宮萎縮、卵巣過剰刺激症状、卵巣のう胞卵巣機能不全
生殖系及び乳房-乳房緊満乳房萎縮、乳房痛乳汁分泌
精神神経系頭痛、昏迷、片頭痛[16]めまい、多汗、神経過敏、傾眠、不眠、しびれ感嗄声、不安、健忘-
循環器・心臓-動悸、浮腫四肢冷感、血圧上昇-
呼吸器・胸郭および縦隔障害-鼻炎鼻出血、呼吸困難咽頭痛、喘息様症状
消化器-食欲亢進、嘔気・嘔吐、腹痛、腹部膨満感、食欲減退、便秘、下痢、口渇口内炎-
皮膚・皮下組織系-ざ瘡爪のわれ多毛、皮膚乾燥
過敏症-発疹、蕁麻疹湿疹、そう痒-
筋骨格系及び結合組織障害肩こり、骨・四肢等の疼痛関節痛、腰痛、頸・背部痛痙攣、筋肉痛、胸痛-
その他-体重増加、疲労、倦怠、トリグリセライド上昇、耳鳴咳、耐糖能の悪化、体重減少、悪寒、発熱、コレステロール上昇、脱力感、味覚・嗅覚異常甲状腺腫大、下垂体腺腫[17]、難聴
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同じ成分の医薬品 anchor.png[18]

  • スプレキュアMP皮下注用
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ジェネリック医薬品[19] anchor.png[20]

  • イトレリン点鼻液
  • ブセレリン点鼻液
  • ブセレキュア点鼻液

Last-modified: 2023-11-22 (水) 14:07:35 (JST) (149d) by kondo