サラゾピリン錠

作用と効果

サルファ剤の一種で、大腸で腸内細菌により分解・吸収されて腸の炎症を抑えます。 通常、潰瘍性大腸炎、限局性腸炎、非特異性大腸炎の治療に使用されます。

用法・用量

通常、1日4～8錠（主成分として2～4g）を4～6回に分けて服用します。症状により、はじめに毎日16錠（8g）を服用し、3週間後から次第に減量し、1日3～4錠（1.5～2g）を服用します。ステロイド療法を長期間続けた場合は、4錠（2g）を服用し、徐々にステロイドを減量します。必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に通常に服用する時間が近い場合は飲まずに、次の服用時間から1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、尿路結石、腫脹、浮腫、血尿、発疹、かゆみ、光線過敏症、血清病、紅斑、顔面潮紅、蕁麻疹などが報告されています。

稀な副作用

• 再生不良性貧血
  貧血症状（立ちくらみ、頭痛など）、発熱、出血傾向（皮下出血、鼻血など）
• 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、紅皮症型薬疹
  高熱、皮膚が赤くなる、口内炎
• 過敏症症候群、伝染性単核球症様症状
  発疹、感冒様症状、リンパ節腫脹
• 間質性肺炎、薬剤性肺炎、PIE症候群、線維性肺胞炎
  発熱、咳・痰、呼吸困難
• 急性腎不全、ネフローゼ症候群、間質性腎炎
  尿量減少、手足や顔のむくみ、倦怠感

ジェネリック医薬品

• アザスルファン腸溶錠
• スラマ錠
• サラゾスルファピリジン錠
• サラゾスルファピリジン腸溶錠
• サラゾピリン坐剤
• ラノフェン錠
• サフィルジンEN錠
• ソアレジン錠