組換え沈降4価ヒトパピローマウイルス[1]様粒子ワクチン(酵母由来)(Recombinant Adsorbed Quadrivalent Human Papillomavirus Virus-Like Particle Vaccine Yeast Origin) [2]
ウイルスワクチン類
- ガーダシル水性懸濁筋注シリンジ (製薬会社:MSD株式会社)
ヒトパピローマウイルス[1](HPV)の6型、11型、16型、18型による感染を防ぐ抗体を事前に作ります。
ヒトパピローマウイルス6、11、16及び18型の感染に起因する以下の疾患の予防
- 内腫瘍(CIN)1、2及び3並びに上皮内腺癌(AIS))
- 外陰上皮内腫瘍(VIN)1、2及び3並びに腟上皮内腫瘍(VaIN)1、2及び3
- 肛門癌(扁平上皮癌)及びその前駆病変(肛門上皮内腫瘍(AIN)1、2及び3)
- 尖圭コンジローマ
9歳以上の女性に合計3回筋肉内に注射します。2回目は初回接種の2ヵ月後、3回目は6ヵ月後に接種します。
接種前に必ず問診、検温および診察を受けてください。
接種後(主に接種直後)に注射による恐怖、痛みなどが原因で気を失うことがあります。
気を失って転倒することを避けるため、30分程度は接種した医療機関で背もたれのある場所に座って安静にしてください。
生活上の注意 [5]
翌日までは過度な運動は控えてください。
主な副作用として、接種部位の痛み(疼痛)、赤くなる(紅斑)、はれる・ほてる(腫脹)、かゆみ、出血、不快感、発熱、頭痛などが報告されています。
重大な副作用 [7]
- 過敏症反応(アナフィラキシー反応、アナフィラキシー様反応、気管支痙攣、蕁麻疹)
蕁麻疹が出る、息苦しい、意識が混濁する
- 急性散在性脳脊髄炎[8]
接種後数日から2週間程度で発熱、頭痛、痙攣、運動障害、意識障害等があらわれることがある。
ものがだぶって見える、手足が動きにくい
- ギランバレー症候群
四肢遠位から始まる弛緩性麻痺、腱反射の減弱ないし消失等の症状があらわれることがある。
両側の手や足に力が入らない、手や足の感覚が鈍くなる、呼吸が苦しい
- 血小板減少性紫斑病
紫斑、鼻出血、口腔粘膜出血等の異常
あざができやすい、出血しやすい、出血がとまりにくい