オクスカルバゼピン(NPC-04)
てんかん部分発作治療薬
- オクノベル錠 (製薬会社:ノーベルファーマ株式会社)
用法・用量
本剤について「15歳以上の患者における有効性・安全性」が確立していないことから、15歳以上の患者に新規投与を行うことはできません。また、15歳未満から本剤の治療を開始した患者においては、「治療上の有益性が危険性を上回る」と判断される場合のみ15歳以降も継続して本剤を使用することができます。
通常、4 歳以上の小児には、オクスカルバゼピンとして 1 日 8~10 mg/kg 又は 600 mg の いずれか低い方の用量で投与を開始する。
増量は 1 週間以上の間隔をあけて、1 日の増量 幅として 10 mg/kg 又は 600 mg のいずれか低い方を超えない範囲で行う。維持用量は下表 のとおりとするが、症状により適宜減量すること。なお,いずれも 1 日 2 回に分けて経口 投与する。
体重別の維持用量 | |
体重 | 維持用量 |
15.0 kg 以上 20.0 kg 未満 | 1 日 600 mg |
20.0 kg 以上 29.0 kg 以下 | 1 日 900 mg |
29.1 kg 以上 39.0 kg 以下 | 1 日 1,200 mg |
39.1 kg 以上 | 1 日 1,800 mg |
副作用
浮動性めまい、傾眠、複視、疲労、悪心、嘔吐、運動失調、視覚異常、腹痛、振戦、消化不良、異常歩行
頭痛、発疹、低ナトリウム血症
重大な副作用
- 低ナトリウム血症
悪心、倦怠感、頭痛、嗜眠、錯乱、鈍麻あるいは発作の頻度又は発作の重症度の上昇など - アナフィラキシー反応及び血管浮腫
- 重篤皮膚症状
スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)及び中毒性表皮壊死融解症 - 自殺行動及び自殺念慮
抑うつ状態 - 認知・神経精神系有害事象
- 精神運動遅滞、集中力障害、及び会話あるいは言語障害などの認知症状
- 傾眠又は疲労
- 運動失調及び歩行障害を含む協調運動異
- 多臓器過敏症
- 好酸球増加と全身症状を伴う薬物反応(DRESS)
肝炎、腎炎、血液学的異常、心筋炎又は筋炎のように、他の器官系と関連して発熱、発疹、リンパ節症が発症しており、時には急性ウイルス感染に類似している。また、好酸球 増加が頻繁に認められる。
- 好酸球増加と全身症状を伴う薬物反応(DRESS)
その他の副作用
- 感染症
ウイルス感染、感染 - 血液
リンパ節症 - 代謝及び栄養
低ナトリウム血症
口渇 - 泌尿器
尿路感染、排尿頻回 - 生殖系及び乳房
腟炎 - 精神神経系
頭痛、浮動性めまい、傾眠、運動失調、眼振、歩行異常、不眠症、振戦、神経過敏、激越、協調運動異常、EEG 異常、会話障害、錯乱、頭蓋内損傷 NOS、測定障害、思考異
健忘、痙攣増悪
- 循環器 心・血管
低血圧 - 呼吸器
鼻炎
上気道感染、咳嗽、気管支炎、咽頭炎
- 消化器
悪心、嘔吐、腹痛、下痢、消化不良、便秘、胃炎
食欲不振、口内乾燥、直腸出血、歯痛
- 皮膚・皮下組織系
ざ瘡
ほてり、紫斑
- 筋骨格系
筋力低下、捻挫と挫 - 感覚器
複視、回転性めまい、視覚異常、調節異常
味覚倒錯、耳痛、耳感染 NOS
- 全身
疲労、無力症、下肢浮腫、体重増加、異常感
発熱、アレルギー、全身性浮腫、胸痛
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初版日時: 2016-08-23 (火) 14:06:46
最終更新: 2019-04-09 (火) 20:33:21 (JST) (1816d) by kondo
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