- トラスツズマブ デルクステカン(遺伝子組換え)
- 作用と効果
- 用法・用量
- 使用上の注意
- 生活上の注意
- 副作用
トラスツズマブ デルクステカン(遺伝子組換え) [1]
抗悪性腫瘍剤-抗HER2*1抗体トポイソメラーゼI阻害剤複合体
- エンハーツ点滴静注用 (製薬会社:製造販売元 第一三共株式会社)
化学療法歴のあるHER2陽性の手術不能又は再発乳癌[3](標準的な治療が困難な場合に限る)
がん化学療法後に増悪したHER2陽性の治癒切除不能な進行・再発の胃癌[4]
- 化学療法歴のあるHER2陽性の手術不能又は再発乳癌[3](標準的な治療が困難な場合に限る)
通常、成人にはトラスツズマブ デルクステカン(遺伝子組換え)として1回5.4mg/kg(体重)を90分かけて3週間間隔で点滴静注する。なお、初回投与の忍容性が良好であれば2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。
- がん化学療法後に増悪したHER2陽性の治癒切除不能な進行・再発の胃癌[4]
通常、成人にはトラスツズマブ デルクステカン(遺伝子組換え)として1回6.4mg/kg(体重)を90分かけて3週間間隔で点滴静注する。なお、初回投与の忍容性が良好であれば2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。
副作用 | 30%以上 | 10~30%未満 | 10%未満 | 頻度不明 |
肝臓 | - | AST増加 | ALT増加 | - |
精神神経系 | - | 頭痛 | 浮動性めまい | - |
循環器・心臓 | - | - | 心電図QT延長、駆出率減少、心不全 | - |
呼吸器・胸郭および縦隔障害 | - | - | 呼吸困難、咳嗽、上気道感染 | - |
消化器 | 悪心(76.1%)、嘔吐(42.4%) | 下痢、便秘、口内炎 | 消化不良、腹痛、味覚障害 | - |
皮膚・皮下組織系 | 脱毛症(46.2%) | - | 発疹 | - |
抵抗機構 | - | - | - | - |
その他 | 疲労(54.3%) | 食欲減退 | 鼻出血、ドライアイ、低カリウム血症、発熱、倦怠感 | - |