エピブラスト(EpiSC)、エピブラスト幹細胞(Epiblast stem csll) 概要
エピブラストは、胚体外胚葉もしくは胚盤葉上層とも呼ばれる。胚発生初期に一過的に出現し、成体を形成する全ての細胞に分化する多能性を持った細胞。
エピブラスト幹細胞は、マウス着床後のエピブラストから樹立された多能性幹細胞の一種。形態やその他の特徴がマウスES/iPS細胞とは大きく異なり、生殖細胞分化能は低い、もしくは無いが、三胚葉分化能は持つ。
プライム型
多能性の状態を示す。プライム型の多能性とは、EpiSC細胞に代表される細胞の持つ多能性で、三胚葉[内胚葉(消化管など)、中胚葉(血液、筋肉、骨、腎臓など)、外胚葉(神経、表皮など)]系統に分化する能力は持つが、生殖細胞分化能は低い、もしくは無いとされる。