イブルチニブ
抗悪性腫瘍剤(ブルトン型チロシンキナーゼ阻害剤)
- イムブルビカカプセル (製薬会社:製造販売元 ヤンセンファーマ株式会社/)
用法・用量
- 慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)
通常、成人にはイブルチニブとして420mgを1日1回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
- 再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫
通常、成人にはイブルチニブとして560mgを1日1回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
- 造血幹細胞移植後の慢性移植片対宿主病(ステロイド剤の投与で効果不十分な場合)
通常、成人及び12歳以上の小児にはイブルチニブとして420mgを1日1回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
副作用
主に下痢、悪心、好中球減少症、関節痛、発疹等が報告されています。
重大な副作用
- 出血 脳出血、消化管出血
- 白血球症
頭蓋内出血、嗜眠、不安定歩行、頭痛等を伴う白血球症があらわれることがある。 - 感染症
肺炎、敗血症等の重篤な感染症があらわれることがある。また、B型肝炎ウイルス、結核、帯状疱疹等の再活性化があらわれることがある。 - 進行性多巣性白質脳症(PML)
意識障害、認知障害、麻痺症状(片麻痺、四肢麻痺)、言語障害等 - 骨髄抑制
貧血、好中球減少症、血小板減少症等の重篤な骨髄抑制があらわれることがある。 - 不整脈
心房細動、心房粗動等の重篤な不整脈があらわれることがある。 - 腫瘍崩壊症候群
- 過敏症
アナフィラキシー等の重篤な過敏症があらわれることがある。 - 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
- 肝不全、肝機能障害
肝不全、ALT(GPT)、AST(GOT)、ビリルビン等の上昇を伴う肝機能障害があらわれることがある。 - 間質性肺疾患
息切れ、呼吸困難、咳嗽、発熱等
その他の副作用
副作用 | 10%以上 | 5~10%未満 | 5%未満 | 頻度不明 |
血液及びリンパ系障害 | - | - | 白血球増加症、リンパ球増加症、発熱性好中球減少症 | - |
精神神経系 | - | 頭痛 | 浮動性めまい | - |
眼 | - | - | 眼乾燥、霧視、流涙増加、視力低下、結膜炎 | - |
血管 | - | - | 高血圧 | - |
呼吸器 | - | 鼻出血、咳嗽 | 呼吸困難 | - |
消化器 | 下痢、悪心 | 口内炎、嘔吐、便秘 | 消化不良、腹痛、胃食道逆流性疾患 | - |
皮膚・皮下組織系 | 発疹、挫傷 | 点状出血 | そう痒症、紅斑、蕁麻疹、爪破損 | 血管浮腫 |
代謝及び栄養 | - | - | 食欲減退、高尿酸血症、脱水、低ナトリウム血症 | - |
筋骨格系及び結合組織障害 | - | 関節痛、筋痙縮、筋骨格痛 | - | 関節障害 |
全身 | - | 発熱 | 無力症、末梢性浮腫、硬膜下血腫 | - |
感染症 | - | - | 上気道感染、皮膚感染、副鼻腔炎、尿路感染 | - |
良性、悪性および詳細不明の新生物(嚢胞およびポリープを含む) | - | - | 扁平上皮癌 | 基底細胞癌、前立腺癌、悪性黒色腫、リンパ腫、骨髄異形成症候群 |
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初版日時: 2016-04-19 (火) 12:18:58
最終更新: 2022-03-25 (金) 21:35:48 (JST) (734d) by kondo
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