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イブランスカプセル :: 医療 Wiki

illness:イブランスカプセル

パルボシクリブ anchor.png

抗悪性腫瘍剤(CDK 4/6阻害剤)

  • イブランスカプセル (製薬会社:ファイザー株式会社)
    イブランスカプセル, ibrance_capsuel.jpg
    発売日 2017年12月15日
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作用と効果 anchor.png

イブランスは、CDK4/6を阻害する新規の経口分子標的薬です。CDK4/6は、細胞周期の調節に主要な役割を果たしており、細胞増殖を引き起こします。
イブランスはCDK4および6を選択的に阻害して、細胞周期の進行を停止させることにより、腫瘍の増殖を抑制すると考えられています。
手術不能または再発した乳がんに用いられます。

  • 手術不能又は再発乳癌
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用法・用量 anchor.png

内分泌療法剤との併用において、通常、成人にはパルボシクリブとして1日1回125mgを3週間連続して食後に経口投与し、その後1週間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

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併用注意 anchor.png

  • CYP3A阻害剤
    • コビシスタット、エルビテグラビル、インジナビル、イトラコナゾール、リトナビル、テラプレビル、ボリコナゾール、クラリスロマイシン、グレープフルーツジュース、ネルフィナビル、サキナビル 等
      これらの薬剤等がCYP3Aの代謝活性を阻害するため、本剤の血中濃度が上昇し、副作用の発現頻度及び重症度が増加するおそれがある。
  • 強いCYP3A誘導剤
    • フェニトイン、カルバマゼピン、リファンピシン、リファブチン、フェノバルビタール、セイヨウオトギリソウ含有食品 等
      これらの薬剤等がCYP3Aの代謝活性を誘導するため、本剤の血中濃度が低下し、本剤の有効性が減弱するおそれがある。
  • CYP3Aの基質となる薬剤
    • ミダゾラム、フェンタニル 等
      CYP3Aにより代謝される薬剤と併用する場合は、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
      本剤のCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
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生活上の注意 anchor.png

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副作用 anchor.png

主な副作用は、好中球減少症、白血球減少症、脱毛症、疲労、口内炎、悪心、関節痛、貧血、感染症、ほてり、下痢、血小板減少症、無力症、発疹 等

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重大な副作用 anchor.png

  • 骨髄抑制
    好中球減少、白血球減少、貧血、血小板減少、発熱性好中球減少症 等があらわれることがある。
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その他の副作用 anchor.png

副作用20%以上10~20%未満10%未満頻度不明
神経系--味覚異常-
--流涙増加、霧視、眼乾燥-
呼吸器--鼻出血-
消化器悪心、口内炎下痢嘔吐-
皮膚・皮下組織系脱毛症発疹皮膚乾燥-
代謝及び栄養--食欲減退-
その他疲労感染症(尿路感染、上気道感染、口腔ヘルペス、歯肉炎等)無力症、発熱、AST(GOT)増加、ALT(GPT)増加-
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同じ成分の医薬品 anchor.png


Last-modified: 2020-07-30 (木) 14:34:56 (JST) (1356d) by kondo