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イフェクサーSRカプセル :: 医療 Wiki

illness:イフェクサーSRカプセル

ページ内コンテンツ
  • ベンラファキシン塩酸塩(Venlafaxine hydrochloride)
    • 作用と効果
    • 用法・用量
    • 生活上の注意
    • 副作用
      • 稀な副作用

ベンラファキシン塩酸塩(Venlafaxine hydrochloride) anchor.png[1]

セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)

  • イフェクサーSRカプセル (製薬会社:ファイザー株式会社)
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作用と効果 anchor.png[2]

脳内に存在する神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン)の再取り込みを選択的に阻害することで、シナプス間隙の神経伝達物質の濃度を高め、抗うつ作用を示します。
通常、うつ病[3]・うつ状態の治療に用いられます。

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用法・用量 anchor.png[4]

通常、成人は1回1カプセル(ベンラファキシンとして37.5mg)を1日1回から始め、1週後より1回2カプセル(75mg)を1日1回食後に服用します。年齢・症状により1日6カプセル(225mg)を超えない範囲で適宜増減されます。増量は1週間以上の間隔をあけて行われ、1日用量として2カプセル(75mg)ずつ増量されます。
必ず指示された服用方法に従ってください。

この薬は徐放性製剤なので、カプセルの内容物を砕いたり、すりつぶしたりせず、そのまま噛まずに服用してください。

飲み忘れた場合は、1日以内に気がついた場合であれば、気がついた時点で1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。急に中止すると不都合な症状(軽躁、不安、激越、神経過敏、錯乱、睡眠障害[5]など)があらわれることがあります。

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生活上の注意 anchor.png[6]

眠気、めまいなどがおこることがありますので、服用中は車の運転などの危険を伴う機械の操作は行わないでください。アルコールは薬の作用を強めることがありますので、服用中の飲酒はひかえてください。

セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む食品は、セロトニン作用が増強されるなどのおそれがありますので、注意してください。

因果関係は明らかではありませんが、病状の悪化、自殺念慮・企図(考えたり、しようとする)、他人を傷つけるなどが報告されていますので、このような兆候に気がついた場合には服用を止めないで、医師または薬剤師に相談してください。

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副作用 anchor.png[7]

主な副作用として、吐き気、腹部不快感(腹痛、膨満、便秘など)、傾眠、浮動性めまい、口内乾燥、頭痛などが報告されています。

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稀な副作用 anchor.png[8]

  • セロトニン症候
    不安、錯乱、発汗
  • 悪性症候群
    じっとして黙り込む、筋肉のこわばり、飲み込みにくい
  • けいれん
    筋肉が発作的に収縮する状態
  • アナフィラキシー
    呼吸困難、喘鳴、血管浮腫
  • 間質性肺疾患
    発熱、から咳、呼吸困難

Last-modified: 2019-02-18 (月) 21:57:23 (JST) (1903d) by kondo