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アラノンジー静注用 :: 医療 Wiki

illness:アラノンジー静注用

ページ内コンテンツ
  • ネララビン(Nelarabine)
    • 作用と効果
    • 用法・用量
    • 生活上の注意
    • 副作用
      • 重大な副作用
      • その他の副作用
    • ジェネリック医薬品

ネララビン(Nelarabine) anchor.png[1]

抗悪性腫瘍剤

  • アラノンジー静注用 (製薬会社:ノバルティス ファーマ株式会社)
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作用と効果 anchor.png[2]

体内で悪性化した増殖細胞に取り込まれ、悪性細胞を細胞死させます。
通常、T細胞急性リンパ性白血病[3]やT細胞リンパ芽球性リンパ腫の治療に用いられます。

  • 再発又は難治性の下記疾患
    • T細胞急性リンパ性白血病[3]
    • T細胞リンパ芽球性リンパ腫
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用法・用量 anchor.png[4]

  • 成人
    通常、成人には、ネララビンとして1500mg/m2(体表面積)を1日1回2時間以上かけて点滴静注する。これを1、3、5日目に投与し、その後16日間休薬する。21日間を1クールとして、繰り返す。
  • 小児
    通常、小児には、ネララビンとして650mg/m2(体表面積)を1日1回1時間以上かけて点滴静注する。これを5日間連日投与し、その後16日間休薬する。21日間を1クールとして、繰り返す。
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生活上の注意 anchor.png[5]

眠気が現れることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械を操作する際には十分注意してください。

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副作用 anchor.png[6]

主な副作用として、貧血[7]、疲労、傾眠、吐き気などが報告されています。

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重大な副作用 anchor.png[8]

  • 神経系障害
    傾眠(23%)、末梢性ニューロパシー(感覚性及び運動性)(21%)、感覚減退(17%)、錯感覚(15%)及びてんかん[9]様発作(痙攣、大発作痙攣、てんかん[9]重積状態を含む)があらわれることがある。また、脱髄、ギラン・バレー症候群[10]に類似した上行性の末梢性ニューロパシー、進行性多巣性白質脳症、あるいは致死的なてんかん[9]重積状態も報告されている。
  • 血液障害
    貧血[7](99%)、血小板減少症(86%)、好中球減少症(81%)、発熱性好中球減少症(12%)及び白血球減少症(3%)があらわれることがある。
  • 錯乱状態
  • 感染症
    敗血症[11]、菌血症、肺炎[12]、真菌感染等の感染症(39%)があらわれることがある。
  • 腫瘍崩壊症候群
    高尿酸血症[13]等を伴うことがある
  • 横紋筋融解症[14]
    筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇 等
  • 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸
    劇症肝炎、AST(GOT)、ALT(GPT)上昇等を伴う肝機能障害(9%)、黄疸(頻度不明)があらわれることがある。
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その他の副作用 anchor.png[15]

副作用50%以上10~50%未満1~10%未満頻度不明
神経系-めまい、頭痛振戦、運動失調、健忘、味覚異常、平衡障害-
--霧視-
呼吸器・胸郭および縦隔障害-胸水、呼吸困難、咳嗽喘鳴-
消化器-下痢、悪心、嘔吐、便秘食欲不振、口内炎、腹痛-
皮膚・皮下組織系--発疹、紅斑-
筋骨格系及び結合組織障害-筋痛筋力低下、関節痛、背部痛、四肢痛-
全身-浮腫、末梢性浮腫、疼痛、発熱、疲労、無力症歩行異常-
その他--低カリウム血症、低血糖[16]症、低カルシウム血症、低マグネシウム血症、血中クレアチニン[17]増加、低血圧心室頻拍

Last-modified: 2020-04-01 (水) 15:03:15 (JST) (1479d) by kondo