抗悪性腫瘍剤抗VEGF ヒト化モノクローナル抗体
がん細胞の増殖に必要なVEGFという糖たんぱく質の働きを阻害することにより、腫瘍の増殖を抑えます。
傷の治りが遅くなることがあるので、他院などにて手術や抜歯をする方は、この薬を使用していることを医師に伝えてください。
高血圧[9]や尿蛋白があらわれることがあるので、定期的に血圧の測定や尿検査が行われます。
妊娠する可能性のある方は、この薬を使用している間は、適切な避妊を行ってください。また、この薬の使用終了後も最低6ヵ月間は、適切な避妊を行ってください。妊娠を希望される方は医師に相談してください。
この薬を使用している間は、授乳を避けてください。また、この薬の使用終了後も最低6ヵ月間は、授乳を避けてください。
主な副作用として、出血、高血圧[9]、神経毒性、疲労・けん怠感、食欲減退、悪心、口内炎、脱毛症などが報告されています。
副作用 | 5%以上又は頻度不明 | 1~5%未満 | 1%未満 | - |
血液及びリンパ系障害 | - | リンパ球数減少、フィブリンDダイマー増加 | INR増加、フィブリノゲン[23]増加、白血球数[24]増加、APTT延長、好中球数増加、プロトロンビン時間[25]延長 | - |
肝臓 | 肝機能異常(AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ‐GTP増加、LDH増加等) | 血中ビリルビン増加 | - | - |
泌尿器 | 尿蛋白陽性 | 尿中血陽性 | BUN増加、血中クレアチニン[26]増加 | - |
精神神経系 | 神経毒性(末梢性感覚ニューロパシー、末梢性運動ニューロパシー、感覚神経障害等) | 味覚異常、頭痛、不眠症、浮動性めまい | 神経痛、体位性めまい、不安、嗅覚錯誤、失神、痙攣、傾眠、構語障害 | - |
眼 | 眼障害 | - | 結膜炎、流涙増加、霧視 | - |
循環器・心臓 | 高血圧[9]、上室性頻脈 | - | 動悸、洞性頻脈 | - |
呼吸器・胸郭および縦隔障害 | 肺高血圧[9]症 | しゃっくり、発声障害、咽頭喉頭痛、鼻漏 | 咳嗽、呼吸困難、鼻炎、気管支炎、低酸素症 | - |
消化器 | 食欲減退、悪心、口内炎、下痢、嘔吐、便秘、胃腸障害 | 腹痛、歯肉炎、口唇炎、胃不快感 | 歯周病、消化不良、胃炎、消化管潰瘍、歯痛、痔核、腸炎、歯肉痛、齲歯、逆流性食道炎、腸閉塞、胃腸炎、舌炎、肛門周囲痛、歯の脱落 | - |
皮膚・皮下組織系 | 脱毛症、発疹、皮膚変色、剥脱性皮膚炎 | 色素沈着、爪の障害、手足症候群、そう痒症 | 紅斑、蕁麻疹、皮膚乾燥、皮膚剥脱、皮膚炎、爪囲炎、爪色素沈着、過角化 | - |
代謝及び栄養 | - | 血中コレステロール増加、血中アルブミン減少 | 血中ナトリウム減少、血中リン減少、血中尿酸[27]増加、高カリウム血症、総蛋白減少、高脂血症、血中カルシウム減少、尿中ブドウ糖陽性、高カルシウム血症、血中クロール減少、高血糖[28]、高マグネシウム血症、血中ナトリウム増加、低マグネシウム血症、低カリウム血症 | - |
筋骨格系及び結合組織障害 | 関節痛 | 筋痛、背部痛 | 四肢痛、筋骨格硬直、筋骨格痛(肩部痛、殿部痛等)、筋力低下、側腹部痛 | - |
その他 | 疲労・倦怠感、発熱、蜂巣炎、鼻中隔穿孔、卵巣機能不全(無月経等)、骨盤痛 | 上気道感染(鼻咽頭炎等)、体重減少、Al‐P上昇、末梢性浮腫、潮紅、CRP上昇、注射部位反応(疼痛等) | 膀胱炎、無力症、ほてり、体重増加、胸痛、胸部不快感、膿瘍、脱水、耳鳴、カテーテル関連合併症(感染、炎症等)、口腔ヘルペス、回転性めまい、毛包炎、顔面浮腫、熱感、静脈炎、帯状疱疹[29]、感染性腸炎、不規則月経、耳不快感、疼痛、尿路感染 | - |
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