アトピー性皮膚炎(atopic dermatitis)は、アトピー型気管支喘息、アレルギー性鼻炎、皮膚炎の蕁麻疹を起こしやすいアレルギー体質(アトピー素因)の上に、様々な刺激が加わって生じる痒みを伴う慢性の皮膚疾患です。
病気の症状 顔面や頭部に赤い発疹(紅斑)や盛り上がった発疹(丘疹)がみられたり、皮膚のきめが荒くなってごわごわしたり、肌が乾燥した状態になることもあります。
アトピー性皮膚炎(atopic dermatitis)とは、アレルギー反応と関連があるもののうち皮膚の炎症(湿疹など)を伴うもので過敏症の一種。
皮膚に家の中のほこり、だに、かび、花粉、動物の毛、人の垢などがつくと、体が過敏に反応(アレルギー反応)し、湿疹ができます。 処方される薬について 主にステロイドの外用薬が処方されます。
さまざまな皮膚症状に使用されています。但し症状をとる対症療法薬ですので、病気の原因そのものを治すことはできません。
副腎から分泌される代表的なホルモンニコルチゾルがあります。コルチゾルは、糖や脂肪の代謝系に働いたり、体液の維持、免疫系の調整など大事な役目をしています。
このコルチゾルの仲間を習慣的に「ステロイド」または「副腎皮質ホルモン」と呼んでいます。
外用薬は患部に直接作用するため、飲み薬のような全身性の副作用はほとんどありません。
長く続けていると、ステロイド特有の皮膚症状(にきび、肌荒れ、皮膚の赤みや萎縮、しわ、多毛など)がでてくるおそれがあります。 また大量連用中に急止すると、反発症状を起こすことがあります。