- アフリベルセプト(遺伝子組換え)
- 作用と効果
- 用法・用量
- 生活上の注意
- 副作用
- ジェネリック医薬品
アフリベルセプト(遺伝子組換え) [1]
眼科用VEGF阻害剤
VEGF:vascular endothelial growth factor(血管内皮増殖因子)
- アイリーア硝子体内注射液 (製薬会社:バイエル薬品株式会社、参天製薬株式会社)
- アイリーア硝子体内注射用キット (製薬会社:バイエル薬品株式会社、参天製薬株式会社)
目の中に異常な血管が成長するのを抑え、小さくする作用があります。
視力の低下の進行を抑えます。
- 中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性
- 網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫
- 病的近視における脈絡膜新生血管
- 糖尿病[3]黄斑浮腫
- 血管新生緑内障[4]
- 未熟児網膜症
- 中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性
アフリベルセプト(遺伝子組換え)として2mg(0.05mL)を1ヵ月ごとに1回、連続3回(導入期)硝子体内投与する。その後の維持期においては、通常、2ヵ月ごとに1回、硝子体内投与する。なお、症状により投与間隔を適宜調節するが、1ヵ月以上あけること。
- 網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫、病的近視における脈絡膜新生血管
アフリベルセプト(遺伝子組換え)として1回あたり2mg(0.05mL)を硝子体内投与する。投与間隔は、1ヵ月以上あけること。
- 糖尿病[3]黄斑浮腫
アフリベルセプト(遺伝子組換え)として2mg(0.05mL)を1ヵ月ごとに1回、連続5回硝子体内投与する。その後は、通常、2ヵ月ごとに1回、硝子体内投与する。なお、症状により投与間隔を適宜調節するが、1ヵ月以上あけること。
- 血管新生緑内障[4]
アフリベルセプト(遺伝子組換え)として1回、2mg(0.05mL)を硝子体内投与する。なお、必要な場合は再投与できるが、1ヵ月以上の間隔をあけること。
- 未熟児網膜症
アフリベルセプト(遺伝子組換え)として1回、0.4mg(0.01mL)を硝子体内投与する。なお、必要な場合は再投与できるが、1ヵ月以上の間隔をあけること。
- 中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性
結膜出血、眼痛、眼圧上昇
点状角膜炎
- 網膜中心静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫
結膜出血、眼圧上昇、眼痛、眼刺激
- 網膜静脈分枝閉塞症に伴う黄斑浮腫
結膜出血
眼圧上昇、眼痛、尿中血陽性、尿中ブドウ糖陽性、蛋白尿
- 病的近視における脈絡膜新生血管
結膜出血、点状角膜炎、眼痛
点状角膜炎
- 糖尿病[3]黄斑浮腫
結膜出血、眼痛、硝子体浮遊物
重大な副作用 [8]
- 眼障害
眼内炎、眼圧上昇、硝子体はく離、外傷性白内障、網膜出血、網膜色素上皮裂孔、硝子体出血、網膜はく離、網膜裂孔、網膜色素上皮はく離があらわれることがある。
- 脳卒中
その他の副作用 [9]
副作用 | 5%以上 | 1~5%未満 | 1%未満 | 頻度不明 |
泌尿器 | - | - | 蛋白尿、尿中蛋白、クレアチニン[10]比増加 | - |
精神系 | - | - | 会話障害、頭痛 | - |
眼・前眼部 | 結膜出血(23.6%) | 眼充血、点状角膜炎 | 白内障、角膜擦過傷、角膜浮腫、角膜びらん、角膜上皮欠損、角膜障害、角膜炎、前房内細胞、前房のフレア、結膜充血、結膜刺激、結膜浮腫、結膜炎、アレルギー性結膜炎、後のう部混濁、虹彩毛様体炎、ブドウ膜炎、前房蓄膿、虹彩炎 | - |
眼・後眼部 | - | 硝子体浮遊物 | 硝子体細胞,硝子体混濁、黄斑線維症、黄斑浮腫、黄斑円孔、黄斑部瘢痕、網膜変性、網膜浮腫、網膜下線維症、網膜色素脱失、網膜色素上皮症、網膜分離症、硝子体炎 | - |
眼・注射部位 | - | - | 注射部位刺激感、注射部位紅斑、注射部位不快感、注射部位乾燥、注射部位炎症、注射部位浮腫、注射部位腫脹、注射部位血腫 | - |
眼・その他 | 眼痛 | 眼の異物感、眼刺激、流涙増加、霧視 | 眼脂、眼乾燥、眼そう痒症、眼の異常感、眼瞼浮腫、眼瞼縁痂皮、眼瞼痛、眼瞼炎、眼窩周囲血腫、眼部腫脹、高眼圧症、羞明、視力障害、変視症、光視症、処置による疼痛、視力低下、眼部不快感 | - |
循環器 心臓 | - | - | 高血圧[11]、収縮期血圧上昇 | - |
消化器 | - | - | 悪心 | - |
皮膚・皮下組織系 | - | - | そう痒症、紅斑 | - |
その他 | - | - | 不快感、鼻出血、薬物過敏症、針恐怖 | - |