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アイソボリン点滴静注用 :: 医療 Wiki

illness:アイソボリン点滴静注用

ページ内コンテンツ
  • レボホリナートカルシウム
    • 作用と効果
    • 用法・用量
    • 生活上の注意
    • 副作用
      • 重大な副作用
      • その他の副作用
    • ジェネリック医薬品

レボホリナートカルシウム anchor.png[1]

活性型葉酸製剤

  • アイソボリン点滴静注用 (製薬会社:ファイザー株式会社)
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作用と効果 anchor.png[2]

  • レボホリナート・フルオロウラシル療法
    胃癌[3](手術不能又は再発)及び結腸・直腸癌に対するフルオロウラシルの抗腫瘍効果の増強
  • レボホリナート・フルオロウラシル持続静注併用療法
    結腸・直腸癌、小腸癌及び治癒切除不能な膵癌[4]に対するフルオロウラシルの抗腫瘍効果の増強
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用法・用量 anchor.png[5]

  • レボホリナート・フルオロウラシル療法
    通常、成人にはレボホリナートとして1回250mg/m2(体表面積)を2時間かけて点滴静脈内注射する。レボホリナートの点滴静脈内注射開始1時間後にフルオロウラシルとして1回600mg/m2(体表面積)を3分以内で緩徐に静脈内注射する。1週間ごとに6回繰り返した後、2週間休薬する。これを1クールとする。
  • 結腸・直腸癌に対するレボホリナート・フルオロウラシル持続静注併用療法
    • 通常、成人にはレボホリナートとして1回100mg/m2(体表面積)を2時間かけて点滴静脈内注射する。レボホリナートの点滴静脈内注射終了直後にフルオロウラシルとして400mg/m2(体表面積)を静脈内注射するとともに、フルオロウラシルとして600mg/m2(体表面積)を22時間かけて持続静脈内注射する。これを2日間連続して行い、2週間ごとに繰り返す。
    • 通常、成人にはレボホリナートとして1回250mg/m2(体表面積)を2時間かけて点滴静脈内注射する。レボホリナートの点滴静脈内注射終了直後にフルオロウラシルとして2600mg/m2(体表面積)を24時間かけて持続静脈内注射する。1週間ごとに6回繰り返した後、2週間休薬する。これを1クールとする。
    • 通常、成人にはレボホリナートとして1回200mg/m2(体表面積)を2時間かけて点滴静脈内注射する。レボホリナートの点滴静脈内注射終了直後にフルオロウラシルとして400mg/m2(体表面積)を静脈内注射するとともに、フルオロウラシルとして2400〜3000mg/m2(体表面積)を46時間かけて持続静脈内注射する。これを2週間ごとに繰り返す。
  • 小腸癌及び治癒切除不能な膵癌[4]に対するレボホリナート・フルオロウラシル持続静注併用療法
    通常、成人にはレボホリナートとして1回200mg/m2(体表面積)を2時間かけて点滴静脈内注射する。レボホリナートの点滴静脈内注射終了直後にフルオロウラシルとして400mg/m2(体表面積)を静脈内注射するとともに、フルオロウラシルとして2400mg/m2(体表面積)を46時間かけて持続静脈内注射する。これを2週間ごとに繰り返す。
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生活上の注意 anchor.png[6]

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副作用 anchor.png[7]

主な副作用は、骨髄抑制、下痢、食欲不振、悪心・嘔吐、口内炎、発熱。
白血球減少、血色素減少、総蛋白低下、血小板減少
好中球数減少、C-反応性蛋白増加

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重大な副作用 anchor.png[8]

  • 激しい下痢
  • 重篤な腸炎
    出血性腸炎、虚血性腸炎、壊死性腸炎等の重篤な腸炎があらわれることがある。
  • 骨髄抑制
    汎血球減少、白血球減少、好中球減少、貧血[9]、血小板減少等の骨髄抑制があらわれることがある。
  • ショック、アナフィラキシー
    発疹、呼吸困難、血圧低下 等
  • 白質脳症、精神・神経障害
    白質脳症(初期症状:歩行時のふらつき、四肢末端のしびれ感、舌のもつれ等)、また、錐体外路症状、言語障害、運動失調、眼振、意識障害、痙攣、顔面麻痺、見当識障害[10]、せん妄、記憶力低下、自発性低下、尿失禁等の精神神経症状があらわれることがある。
  • うっ血性心不全、心筋梗塞[11]、安静狭心症[12]
  • 肝機能障害、黄疸
    AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTP[13]の上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれ、肝不全に至ることがある。
  • 急性腎障害
  • 間質性肺炎[14]
    発熱、咳嗽、呼吸困難 等
  • 消化管潰瘍、重篤な口内炎
  • 手足症候群
    手足症候群(手掌、足蹠の紅斑、疼痛性発赤腫脹、知覚過敏等)があらわれることがある。
  • 播種性血管内凝固症候群(DIC)
  • 嗅覚脱失
    嗅覚障害(長期投与症例に多い)があらわれ、嗅覚脱失まで至ることがある。
  • 高アンモニア血症
    意識障害を伴う高アンモニア血症があらわれることがある。
  • 急性膵炎
  • 劇症肝炎、肝硬変、心室性頻拍、ネフローゼ症候群[15]、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、溶血性貧血[9]
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その他の副作用 anchor.png[16]

副作用5%以上0.1~5%未満0.1%未満頻度不明
血液及びリンパ系障害
肝臓AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、ビリルビン上昇Al-P上昇、LDH上昇--
肝胆道系
腎臓-BUN上昇、クレアチニン[17]上昇、蛋白尿、血尿-クレアチニン[17]クリアランス低下
泌尿器
生殖系及び乳房
精神系
神経系-しびれ、めまい、末梢神経障害--
感覚器
-流涙、眼充血、眼脂結膜炎-
錐体外路症状
循環器 心臓-胸痛心電図異常(ST上昇、T逆転、不整脈[18]等)胸内苦悶
血管
呼吸器
消化器食欲不振、悪心・嘔吐味覚異常、腹痛、心窩部痛、口渇、便秘、歯肉炎、口唇炎・口角炎、舌炎、腹部膨満感下血胸やけ
皮膚・皮下組織系色素沈着、脱毛落屑、紅斑、表皮剥離、角化、そう痒感、爪の異常浮腫、紅潮、光線過敏症、糜爛水疱
過敏症-発疹--
下垂体[19]・副腎皮質系
免疫系
代謝及び栄養
内分泌
筋骨格系及び結合組織障害
全身
投与部位
感染症
抵抗機構
その他発熱、低蛋白血症、低アルブミン血症倦怠感、糖尿、頭重感、呼吸困難、顔面浮腫、手指の腫脹、鼻出血、筋肉痛、電解質[20]異常(低ナトリウム血症、低カリウム血症、高カリウム血症、低クロール血症、高クロール血症、低カルシウム血症)、頭痛、白血球増多、CRP上昇、好酸球増多-耐糖能異常
臨床検査
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ジェネリック医薬品[21] anchor.png[22]

  • レボホリナート点滴静注用

Last-modified: 2018-12-19 (水) 19:08:22 (JST) (1952d) by kondo