ページへ戻る

− Links

− Comments

 印刷 

むずむず脚症候群 :: 医療 Wiki

illness:むずむず脚症候群

ページ内コンテンツ
  • レストレスレッグス症候群 RLS
    • 症状
    • 原因
    • 診療科
    • 検査
    • 診断
    • 合併症
      • ドパミン受容体作動薬
      • 抗てんかん剤
    • 治療法
      • 薬物療法

レストレスレッグス症候群 RLS anchor.png[1]

むずむず脚症候群(restless legs syndrome:RLS)は、身体末端の慢性的な不快感や痛みが生じている病態である。
レストレスレッグス症候群、下肢静止不能症候群ともいう。周期性四肢運動障害(PLMD)と表裏一体の関係にある。

1960年、米国のエクボン博士が、エクボン症候群(Ekbom syndrome)と命名し米国でも認知されるようになった。現在でも米国ではむずむず脚症候群では通じず、エクボン症候群とよばれている。

Page Top

症状 anchor.png[2]

じっとした姿勢や横になったりしていると主に下肢の部分に「むずむずする」・「じっとしていられない」・「痒い」といった自覚症状が起こる。
また、「ピンでなぞられているような」・「針で刺すような」・「火照るような」・「蟻やミミズなどの虫が這っているような」などの異様な感覚が現われ時には「振動」のような感覚まで感じたりする場合もある。

また「激しい痛み」を感じることもある。これらの苦しさは「脚の中に手を突っ込んでかき回したいぐらい苦しい」と表現する患者もいて、この症状の辛さを表している。

このむずむずとした不快感や痛みなどの不快な異常感覚・身体症状が下肢や腰・背中・腕や手などに出現するため、患者はこれを抑えるため常に脚を動かしたり身体をさすらなければならない状態になる。
3分の1の患者では週に2回以上、中等症から重症の症状が起こる。特に夕方から夜間にかけて症状が増強するという特徴があり、入眠障害・熟睡障害や中途覚醒のような睡眠障害[3]の要因となり、また日常の座ったままやじっとした姿勢の活動を阻害されるため放置していると日常生活に大きな影響を及ぼす。この結果、昼間の疲労感を引き起こす。

患者は昼夜にわたり生活の質(QOL)に悪影響を及ぼす様々な症状に苛まれている。回復が長引けば全身の「慢性疼痛」の症状がでてくる。
症状が悪化すると睡眠障害[3]と過度のストレスから「うつ病[4]」を招き、最悪の場合、自殺する人もいる恐ろしい病気[5]である。

Page Top

原因 anchor.png[6]

原因はまだ解明されていないが、以下のようなことが考えられている。

  • 神経伝達物質であるドーパミンの機能低下
  • 中枢神経における鉄分の不足による代謝の異常
  • 脊髄や末梢神経の異常
  • 遺伝的な要素
Page Top

診療科 anchor.png[7]

Page Top

検査 anchor.png[8]

Page Top

診断 anchor.png[9]

国際レストレスレッグス症候群研究グループ(IRLSSG)診断基準2014改訂版
  • 5つの必須診断基準
    • 脚を動かしたいという強い欲求が常にではないものの通常不快な下肢の異常感覚に伴って、あるは異常感覚が原因と感じて起こる。
    • その強い欲求および異常感覚が、安静にして、静かに横になったり座ったりしている状態で始まる、あるいは増悪する。
    • その強い欲求および異常感覚は運動によって改善する。
    • 安静時におけるその強い欲求および異常感覚が日中より夕方・夜間に増悪する。
    • これらの特徴を持つ症状が、他の疾患・習慣的行動で説明できない。(筋肉痛、静脈うっ血、下肢浮腫、関節炎、こむら返り、特定の体位における不快感、フットタッピングなど類似疾患を鑑別除外)
  • 診断を補助する4つの特徴
    • 睡眠中あるいは安静時の周期性四肢運動の合併
    • ドパミン受容体作動薬(ドパミンアゴニスト)が不快感の軽減に効果をもつ。
    • レストレスレッグス症候群の家族歴がある。
    • 日中の強い眠気がある。
Page Top

合併症 anchor.png[10]

睡眠障害[3]と過度のストレスから「うつ病[4]」を発症する場合がある。

Page Top

anchor.png[11]

Page Top

ドパミン受容体作動薬 anchor.png[12]

Page Top

てんかん[18]anchor.png[19]

Page Top

治療法 anchor.png[24]

Page Top

薬物療法 anchor.png[25]

基本的にドーパミン機能の促進剤、あるいは抗てんかん[18]薬を少量使用する。


投稿一覧

キックル   投稿日時 2019/4/25 12:59

この病気は保険の3大疾病特約には契約できないのでしょうか?

お気軽に投稿してください。一言でもどうぞ。病気の治療、薬の副作用のことなど。

題名
ゲスト名
投稿本文
より詳細なコメント入力フォームへ

Last-modified: 2019-03-05 (火) 02:05:29 (JST) (1872d) by kondo