概要 
良性の歯原性腫瘍で顎骨内に発生します。
口腔腫瘍の約10%を占め、下顎骨の大臼歯(だいきゅうし)から下顎枝部に発生します。原因は不明で、男女差は無く、20〜30代で多く発症します。
分類 
- 良性腫瘍
歯原性腫瘍 エナメル上皮腫 下顎臼歯部に好発します。周囲の歯には歯根のないフカット状の吸収や傾斜がみられます。
下歯槽管も圧迫・吸収を受けます。頬舌的な膨隆が多く認められます。 - 腺様歯原性腫瘍
上顎前歯部に好発します。単房性の透過像内に小石灰化物が散在します。
埋伏歯が関係する場合、歯根の一部あるいは全部が透過像に含まれます。 - 歯原性石灰化上皮腫
エナメル上皮腫の所見に加えて、種々の大きさの塊状石灰化物が認められます。- 歯原性線維腫
下顎大臼歯部に好発します。関連する歯牙の欠如や埋伏が認められる。通常は単房性の嚢胞様透過像を示します。 - 歯原性粘液腫
下顎臼歯部に好発します。通常多房性のX線透過像を示すことが多い。格子状隔壁が認められます。
- 歯原性線維腫
- セメント質腫
セメント質腫は通常、WHOの分類によって次の4つに分けられます。 良性セメント芽細胞腫 下顎臼歯部に好発します。
通常、歯根に連続したX線不透過像です。 セメント質形成性線維腫 根尖部にX線透過像がみられ、その内部に石灰化物が認められます。- 根尖性セメント質異形成症
歯槽硬線から連続するX線透過像を示します。初期ではX線透過像だが、徐々にX線不透過像となります。 - 巨大型セメント質腫
不規則なX線不透過像を示します。 歯牙腫 集合性歯牙腫 集合性歯牙腫は、周囲に骨硬化像を伴った大小様々な変形した歯の集合体である。
- 根尖性セメント質異形成症
- 複雑性歯牙腫
周囲に骨硬化像を伴った小さな石灰化物の集合体です。石灰化物には歯の構成成分が含まれます。 - 非歯原性腫瘍
- 化骨性線維腫
セメント質形成性線維腫と区別しにくい場合があります。境界明瞭なX線不透過像を示します。
- 化骨性線維腫
- 線維性骨異形成症
スリガラス状の境界不明瞭なX線不透過像を示します。 巨細胞腫 下顎前歯部に発生する多房性のX線透過像を示します。 - 血管腫
骨硬化縁を伴う辺縁不規則なX線透過像を示します。 - 神経鞘腫 下顎神経に発生した場合、下歯槽管を拡張させた長い楕円形のようなX線透過像を示します。
- 悪性腫瘍
歯肉に生じる歯肉癌
病気の症状 
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