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概要
PAO2(肺胞気酸素分圧)とは、吸気が肺胞に達したときの酸素分圧のことである。
室内空気下(room air下)では、酸素分圧は160mmHgだが加湿や二酸化炭素分圧などの要因によって、肺胞に達したときには100mmHgにまで低下する。
そして、肺胞に達した酸素は、拡散によって血管へと溶け込む。このときに酸素はさらに減少する。この減少分を「肺胞気‐動脈血酸素分圧差(A-aDO2)」と呼ぶ。
A-aDO2の増減は呼吸不全の評価の際に重要になる。通常、A-aDO2は成人では5~10mmHg程度であるが、高齢者になるほど高値になる。原因としては、肺炎や慢性呼吸器疾患、急性呼吸促拍症候群など様々なものがある。
PAO2(肺胞気酸素分圧)、A-aDO2(肺胞気‐動脈血酸素分圧差)はそれぞれ以下の式から求めることができる。
PAO2=(760-47)×FiO2-PaO2/0.8
A-aDO2=PAO2-PaO2
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初版日時: 2016-08-25 (木) 13:39:21
最終更新: 2016-08-25 (木) 13:39:21 (JST) (2773d) by kondo
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