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概要
生体内の全ての血液細胞に分化できる幹細胞。
造血幹細胞は骨髄に存在し、赤血球、白血球、血小板をつくり出すもとになっている細胞といわれています。
造血幹細胞は、骨髄の中で盛んに細胞分裂を行っています。これらの細胞は分裂を繰り返しながら成長し、あるものは赤血球に、あるものは白血球に、そしてまたあるものは血小板にそれぞれ成長していきます。
この細胞分裂に伴って、それぞれ特徴ある細胞に成長していく過程を「分化」と呼んでいます。
血液の中ではそれぞれ形態も役割も異なる血球たちですが、もともとは造血幹細胞と呼ばれる1種類の細胞から分化してつくられています。
一方で造血幹細胞は、細胞分裂によって自らと同じ造血幹細胞を殖やす力も持っています。「自己複製」と呼ばれるこの力のおかげで、骨髄の中では常に造血幹細胞が再生され、一生を通じて枯渇することはありません。
このように、造血幹細胞は「分化」と「自己複製」という2つの機能を有し、骨髄の中でこの2つの機能が巧みに調節されて造血が行われています。
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ぺージ名 : | 造血幹細胞 |
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初版日時: 2016-02-11 (木) 19:20:49
最終更新: 2017-08-16 (水) 12:14:18 (JST) (2442d) by seriza
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