食事からとった糖分はブドウ糖に分解されて腸から吸収され、血液中に運ばれていきます。この血液中の糖分が血糖で、その量を測定するのが血糖検査です。
エネルギー源となるブドウ糖を全身に供給するために、血液中の濃度はほぼ一定に保たれています。血中濃度が高くなりすぎると、膵蔵でつくられるインスリンというホルモンの作用で肝臓や細胞に蓄えられます。このインスリンが不足すると、血糖値が高くなり、その状態が持続したのが糖尿病[2]です。糖尿病[2]の発見と診断に最も重要な検査です。
血液を採取して、酵素法による自動分析器にかけて調べます。
原則として空腹時血糖を測定します。検査前日の夕食後は絶食します。喉が渇いたときはお湯や水で潤してもかまいません。
空腹時血糖が126mg/dlを超えていたら、経口ブドウ糖負荷試験[7]などの精密検査が行われた上で診断が下されます。なお、食後血糖あるいは随時血糖は140mg/dl未満を正常とし、それを超えていたら糖尿病[2]の合併症についての精密検査を行います。
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