アルブミン グロブリン 血清タンパク
血液中のタンパク質(血清タンパク)には、分っているだけでも80種類以上あり、不明のものも含めると100種類を超えるといわれています。血清タンパクは五つのグループに大別することができますが、それは常に一定の割合になっており、体のどこかに異変が生じてタンパク代謝(体内で起こる化学変化)に異常が生じると、そのバランスが崩れます。そのバランスの割合を調べることで体の異常を発見するのが、血清タンパク分画検査です。
- 基準値
アルブミン 60.2~71.4%
α1グロブリン 1.9~3.2%
α2グロブリン5.8~9.6%
βグロブリン 7.0~10.5%
γグロブリン 10.6~20.5%
何がわかるのか
血清タンパクの約3分の2はアルブミンが占め、残りの3分の1はグロブリンであり、グロブリンはさらにα1、α2、β、γの4グループに分けられます。それらのタンパク質は、ホルモンや酵素として働くものや血液凝固、ビタミンや脂質などの運搬、免疫などに重要な役割を果たしているほか、血液の浸透圧を一定に保つ働きもしています。
病気の種類によって、このタンパク質のバランスに特徴的な変化が起こるため、その変化を見ることによって病気の種類や重症度を判定することができます。
どのような検査か
血液を採取して、血清を取り分けて、それを種類分け(分画)します。さまざまな方法がありますが、
電気泳動法が最もよく行われています。これは、血清に電気を通すと、含まれているタンパク質が分子量の同じもの同士で集まる性質を利用した方法です。
スポンサーリンク
ぺージ情報 | |
---|---|
ぺージ名 : | 血清タンパク分画 |
ページ別名 : | 未設定 |
ページ作成 : | seriza |
閲覧可 | |
グループ : | すべての訪問者 |
ユーザー : | すべての訪問者 |
編集可 | |
グループ : | 登録ユーザ |
ユーザー : | なし |
Counter: 4730,
today: 1,
yesterday: 1
初版日時: 2011-05-22 (日) 14:30:06
最終更新: 2011-05-22 (日) 15:13:26 (JST) (4720d) by seriza
お気軽に投稿してください。一言でもどうぞ。病気の治療、薬の副作用のことなど。