巨核球*1という細胞がちぎれてできる顆粒状の粘りけのある物質で、血液にあり止血に重要な働きをします。なんらかの原因で血管が傷つくと、血管内皮が破れて膠原線維が露出します。そこに血液中の血小板が集まり、固まりをつくり傷口をふさぎ、出血を止める働きをします。
血小板が少なくなったり、その機能が低下すると出血が止まりにくくなります。逆に血小板の数が多くなりすぎると、血液が固まりやすく、血栓が血管をふさいで脳梗塞や心筋梗塞[3]の危険が高くなります。
血液を採取して、自動血球計数器にかけて調べます。
特に注意はありません。
血小板が5万/μl以下になると、出血しやすく止血ができにくくなります。ちょっとぶつけただけでも紫色のあざができるため紫斑病といわれます。
原因不明で血小板だけが病的に減少するのが本態性血小板減少性紫斑病です。他に原因があって起こるものを症候性血小板減少性紫斑病といいます。
産生低下によるものは、赤血球、白血球も減少しますが、これは再生不良性貧血[7]、急性白血病[8]、悪性貧血[9]などによって起こります。
血小板の破壊が進んでも減少しますが、これは肝硬変、バンチ症候群、全身性エリテマトーデス[10]などが原因です。
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