体の細胞は、古くなると常に新しい細胞におき換えられています。古くなった細胞は壊されますが、その時細胞に含まれる核酸が燃えて生じるのが尿酸です。
また、肉や卵、レバーなどの内臓を食べると、そこに多く含まれているプリン体というものが分解されて尿酸を生じます。尿酸の大部分は尿に排泄されますが、排泄が十分に行われなかったり、材料になるプリン体をたくさん食べたりすると血液中に尿酸が増加します。
血液中の尿酸が増えても、まったく症状はありませんから、尿酸値が高いといわれたら、特に食事に気をつけ、散歩などの軽い運動を行うことによって尿酸値を下げるよう改善をはかることが大切です。
血液中の尿酸が増えた状態を高尿酸血症[3]といい、この状態が持続すると血液中で結晶をつくり、足の親指の付け根などが激しく痛む痛風を起こします。また、腎臓に結石をつくりやすくなり、腎結石や尿路結石の原因となります。その上さらに血圧を上昇させ、動脈硬化を進める原因にもなります。こうした病気[4]を未然に防ぐためにも、日頃から尿酸値を測っておき、高くならないようにコントロールすることが大切です。
血液を採取して、自動分析器で測定します。
前日の夕食後、コップ1杯の水以外は絶食します。
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