経静脈排泄性造影(IP) 逆行性造影(RP)
腎臓の糸球体と尿細管でつくられた尿は、腎盂に集められて尿管に流れ込み、膀胱、尿道と流れていきます。この尿が流れるルートにX線を通さない造影剤を流してX線撮影するのが腎盂、尿管造影です。
この方法には、造影剤を静脈に注入する経静脈排泄性造影(IP)と尿道からカテーテル(細い管)を挿入して腎盂まで届かせ造影剤を注入する逆行性造影(RP)とがあります。主に経静脈排泄性造影が行われています。
どのような検査か
- 経静脈排泄性造影(IP)
検査着に着替えてX線透視台に仰向けに寝ます。まず、腎臓と尿管を造影剤を使わずに単純撮影をします。次に造影剤を100mlを1~2分かけて静脈から注入し、その後5分、10分、15分、20分と時間を追って腎臓と尿管をX線撮影します。その後、排尿して、立った姿勢で膀胱をX線撮影します。30分~40分で終了します。 - 逆行性造影(RP)
単純撮影した後、麻酔剤の注射をして、麻酔剤の入ったゼリーを塗った膀胱鏡を尿道から挿入し、それを通じてカテーテルを尿管から腎盂へと挿入し、造影剤を注入、X線撮影をします。排尿した後、立った姿勢で膀胱を撮影します。約1時間かかります。
逆行性造影では、挿入するときに多少の苦痛があり、検査のあと少量の出血が見られることがあります。
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初版日時: 2011-06-03 (金) 13:42:36
最終更新: 2011-06-10 (金) 20:13:22 (JST) (4675d) by seriza
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