全身性エリテマトーデス[2](SLE)などの膠原病[3]のパルス療法や各種臓器移植後の、ステロイド剤の大量投与により起こります。 主に大腿骨頭に壊死が生じます。
股関節が痛んだり太ももから膝にかけて痛み、股が開かず歩けない、曲がらないなどの関節機能障害が起こります。
骨内の血流が低下し、骨組織が死んで脆くなります。壊死の範囲が広がると、体重に耐えきれずに潰れてしまいます。
骨の圧潰が生じたときに痛みの自覚症状が現れます。初期に生じる痛みは安静にすることよって2~3週間で軽減する傾向がありますが、圧潰の進行に伴って痛みが強く出るようになります。但し、関節の可動域が狭くなるようなことはありません。
ステロイド薬の大量全身投与を受けた方の一部の人に発生します。 しかし、ステロイドの大量投与後に発生した場合でも、ステロイドによる直接の副作用とは考えられていません。
遺伝性の病気[4]ではありません。
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