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抗核抗体 
自分の体を異物（抗原）と誤認して生じる抗体を自己抗体といいます。その中で自分の細胞の核を抗原とみなして攻撃するのが抗核抗体です。この抗核抗体には、細胞核成分であるDNA、RNA、核、タンパクなどに対する抗体が多種類あります。
- 基準値
陰性（－）
何がわかるのか
全身性エリテマトーデス（SLE）などの膠原病になると、抗核抗体が血液中に出てきます。 自己免疫が関係する慢性甲状腺炎（橋本病）や肝硬変などの病気でも陽性になり、稀に健康な人でも陽性になることがあります。
どのような検査か
血液を採取して、間接蛍光抗体法という検査法で検出します。
検査を受ける時の注意
特に注意はありません。
検査結果の判定
原因不明の発熱、顔や手足、胸、腹などの皮膚の紅斑、関節や筋肉の痛み、疲れやすい・だるいなどの症状があり、抗核抗体が陽性であれば膠原病の可能性が高くなります。検査でみられる蛍光パターンによってある程度の鑑別はできますが、膠原病の種類を特定することはできません。
抗核抗体の蛍光パターン
| 蛍光パターン | 代表的な病気 |
| 均一型 | 全身性エリテマトーデス |
| 辺縁型、核膜型 | 全身性エリテマトーデス |
| 斑紋型 | 混合性結合組織病、進行性全身性硬化症、多発性筋炎・皮膚筋炎、シェーグレン症候群 |
| 核小体型 | 進行性全身性硬化症 |
| セントロメア型 | クレスト症候群、原発性胆汁性肝硬変症 |
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| ぺージ名 : | 抗核抗体 |
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初版日時: 2011-06-11 (土) 16:43:23
最終更新: 2011-06-11 (土) 20:42:26 (JST) (4702d) by seriza
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抗核抗体の病気なおりますか。薬はどんなものですか。
発症すると、俗に言う風邪の症状のように完全に治るということはありませんが、寛解の状態になることはあると思います。
薬は、病名により異なりますが、副腎皮質ステロイド薬が使われることが多いと思います。
お気軽に投稿してください。一言でもどうぞ。病気の治療、薬の副作用のことなど。