プロカルバジン塩酸塩(Procarbazine hydrochloride)
抗悪性腫瘍剤
- 塩酸プロカルバジンカプセル (製薬会社:中外製薬株式会社)
作用と効果
腫瘍の増殖を抑え、悪性リンパ腫・脳腫瘍を治療します。
通常、悪性リンパ腫(ホジキン病、細網肉腫、リンパ肉腫)の治療、悪性腫瘍(悪性星細胞腫、乏突起膠腫成分を有する神経膠腫)に対する他の抗悪性腫瘍剤(ニムスチン塩酸塩、ビンクリスチン硫酸塩)との併用療法に用いられます。
用法・用量
- 悪性リンパ腫の場合
通常、成人は1日1~2カプセル(プロカルバジンとして50~100mg)を1~2回に分けて服用を開始し、その後は約1週間以内にだんだん増やし、1日3~6カプセル(150~300mg)を3回に分けて服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。 - 悪性星細胞腫、乏突起膠腫成分を有する神経膠腫に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法の場合
1日1~3カプセル(60~75mg/m2として体表面積から換算)を1日1~3回に分けて14日間服用し、これを6~8週間ごとに繰り返します。
必ず指示された服用方法に従ってください。
飲み忘れた場合は、飲み忘れた分はとばして次回からは指示通り飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
生活上の注意
この薬により骨髄機能の低下など重篤な副作用がおこることがあります。使用中は頻回に血液、肝臓、腎臓などの検査が行われますので受診日を守ってください。
感染症(かぜのような症状、からだがだるい、発熱、嘔吐など)、出血傾向(歯ぐきの出血、出血が止まりにくい、あおあざができる、鼻血など)の症状があらわれたら、すぐに医師または薬剤師に連絡してください。この薬はアルコールに対する耐性を低下させるので、服用している間は飲酒を避けてください。
副作用
主な副作用として、食欲不振、嘔気などが報告されています。
稀な副作用
- 間質性肺炎
息切れ、息苦しい、発熱、から咳 - 骨髄抑制
からだがだるい、発熱、鼻血、歯ぐきの出血、息切れ、あおあざができる、出血が止まりにくい、出血しやすい - 痙攣発作
手足のつっぱり、手足の筋肉のふるえ、意識がなくなる、ひきつけ、けいれん
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初版日時: 2015-12-02 (水) 13:13:57
最終更新: 2015-12-02 (水) 13:15:23 (JST) (3039d) by seriza
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