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副腎皮質ホルモン
副腎皮質ホルモンとは
副腎皮質ホルモン(Corticosteroid)は、副腎皮質より産生されるホルモンの総称のことです。
抗炎症作用、炭水化物の代謝、タンパク質の異化、血液の電解質のレベル、免疫反応などに深く関わっています。
体が受けるストレスなどさまざまな影響によって分泌されています。 私たちの体内では一日5mgのプレドニゾロンに相当する副腎皮質ホルモンが作られています。
副腎皮質ホルモンの種別
体内で合成される副腎皮質ホルモン
アルドステロン 主な鉱質コルチコイドで、血液におけるナトリウムとカリウムのバランスを制御するため、副腎皮質の球状帯から分泌されます。 コルチゾン(ヒドロコルチゾン) コルチゾンとアドレナリンは体がストレスに対して反応する際に放出されます。
これらは血圧を上昇させ、体を積極的行動または消極的行動に備えさせます。 様々な病気の治療に用いられることがあり、その際には点滴静脈注射を行うか、または皮膚から投与されます。
コルチゾンは免疫抑制作用があります。類似のコルチゾールよりも重要性は低く、糖質コルチコイドがもたらす作用のうち95%はコルチゾールによるものです。 コルチゾール 副腎皮質から分泌される主要な糖質ステロイドデ、糖代謝をはじめ、蛋白質や脂質代謝にも関与しています。
- デスオキシコルチコステロン
副腎の網状帯と束状帯から分泌される鉱質コルチコイド
適応症
- 副腎不全、ステロイド離脱症候群(体内のステロイドが不足する)
絶対的にステロイドが必要な適応 点滴静注または急速静注 - 感染症
強い炎症に対して短期間のみ使用します。 感染悪化のための十分な抗生剤を投与します。 - 薬物アレルギー、皮膚疾患、ネフローゼ、橋本病、(慢性甲状腺炎)、細胆管炎性肝炎、間質性肺炎、再生不良性貧血、溶血性貧血、ITP(特発性血小板減少性紫斑症)、重症筋無力症
1週間で効果を判定しその後増減します。長期間使用は控えます。但し血液疾患などでは効果が出るまで2~3週間要することがあります。 - 悪性腫瘍
他の抗癌剤も使用します。 - 膠原病(関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、ベーチェット病、多発性筋炎・皮膚筋炎など)
初期適量の処方後、漸減します。 - 頭蓋内圧亢進症
マンニトールやグリセオールが無効の場合 気管支喘息 症状が強いときのみ処方します。
吸入ステロイドを第一選択に考え、全身投与は漫然と続けないことが大切です。
効能
免疫抑制作用、抗炎症作用があります。 その作用は、主にサイトカイン産性抑制とプロスタグランジン産性低下により起こります。
ステロイドの作用は投与量とも関係します。
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初版日時: 2009-10-18 (日) 18:38:40
最終更新: 2010-12-22 (水) 14:11:32 (JST) (4867d) by seriza
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