レザルタス配合錠

作用と効果

アンジオテンシン受容体遮断薬とCa拮抗薬の合剤で、前者は血管平滑筋のアンジオテンシンIIの血管収縮作用を抑えて血圧を下げ、後者は血管を拡張することにより、血圧を低下させます。通常、高血圧症の治療に用いられます。

用法・用量

通常、成人は1回1錠を1日1回朝食後服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
本剤は1錠中にオルメサルタン メドキソミル10mg、アゼルニジピン8mgを含有しています。

飲み忘れた場合は、気がついた時点で1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は、忘れた分を飲まないで、次の飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、蕁麻疹、発疹、そう痒、めまい、頭痛などが報告されています。
検査値異常変動の副作用は、ALT(GPT)上昇(1.3%)、γ-GTP上昇(0.9%)、CK(CPK)上昇(0.6%)、尿酸上昇、血圧低下

稀な副作用

• 血管浮腫
  呼吸困難、顔面・まぶた・口唇・咽頭・舌の腫脹、蕁麻疹

• 腎不全
  尿量減少、むくみ、頭痛
• 高カリウム血症
  手足や唇のしびれ、筋力の減退、手足の麻痺

• ショック、失神、意識消失
  冷感、嘔吐、意識がなくなる
• 肝機能障害、黄疸
  AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等の肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
  全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる
• 血小板減少
  鼻血、歯ぐきの出血、皮下出血
• 低血糖
  脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害等

• 房室ブロック、洞停止、徐脈
  めまい、ふらつき
• 横紋筋融解症
  筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがある。
  筋肉の痛み、力がぬける、赤褐色の尿

• アナフィラキシー
  そう痒感、全身発赤、血圧低下、呼吸困難等が症状としてあらわれることがある。

• 重度の下痢
  長期投与により、体重減少を伴う重度の下痢があらわれることがある。

その他の副作用

副作用	1％以上	0.1～1％未満	0.1％未満	頻度不明
血液及びリンパ系障害	-	-	好酸球増多、白血球数増加、貧血	血小板数減少
肝臓	-	AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇、肝機能異常	総ビリルビン上昇、ALP上昇	LDH上昇
泌尿器	-	-	BUN上昇、クレアチニン上昇、尿蛋白陽性、尿沈渣陽性	尿硝子円柱増加、頻尿
精神神経系	-	めまい、ふらつき感、頭痛、頭重感、立ちくらみ	-	眠気
循環器・心臓	-	ほてり	動悸、顔面潮紅、胸痛	心房細動
消化器	-	嘔気・嘔吐	下痢、胃部不快感、便秘、腹痛	口渇、歯肉肥厚、口内炎
過敏症	-	-	蕁麻疹、発疹	そう痒
その他	-	尿酸上昇、CK(CPK)上昇、全身倦怠感、浮腫	カリウム上昇、CRP上昇、しびれ、咳嗽、脱力感、異常感(浮遊感、気分不良等)、総コレステロール上昇	カリウム低下、トリグリセリド上昇、筋肉痛、疲労、乳び腹水注3)、胸部不快感、味覚異常、脱毛

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