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リパーゼ :: 医療 Wiki

illness:リパーゼ

ページ内コンテンツ
  • 膵リパーゼ
    • 何がわかるのか
    • どのような検査か
    • 検査を受ける時の注意
    • 検査結果の判定
    • 異常な場合に疑われる病気

リパーゼ anchor.png[1]

膵臓から分泌され、中性脂肪をグリセリンと脂肪酸に分解する酵素で正確には膵リパーゼといいます。リパーゼには、他にタンパクリパーゼ、肝リパーゼがありますが血清リパーゼといわれたときは膵リパーゼをさします。

  • 基準値
    11~53IU/ℓ
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何がわかるのか anchor.png[2]

膵臓の細胞が破壊されると血液中にリパーゼが増えるため膵炎など膵臓の病気[3]を調べる重要な検査となっています。
アミラーゼ[4]同様に変動しますが、リパーゼは膵臓の病気[3]だけに変化を示します。

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どのような検査か anchor.png[5]

血液を遠心分離器にかけ、血清部分を自動分析器で測定します。

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検査を受ける時の注意 anchor.png[6]

当日は、通常通り飲食してかまいません。

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検査結果の判定 anchor.png[7]

激しい腹痛を起こしたときに、リパーゼを測定して異常値を示せば膵臓の病気[3]を考えます。急に4~5倍に上昇したときには急性膵炎、2~3倍に上昇して持続したときには慢性膵炎、膵臓がん[8]、膵膿胞などが考えられます。また、肝臓病でも軽度の上昇がみられ、腎不全により排泄が低下すると持続的に高値を示します。
常にアミラーゼ[4]の値と比較検討されますが、リパーゼの比が高いときにはアルコールによる膵炎を考えます。また、膵炎が回復する際、リパーゼが正常値に戻るのが1~2週間遅れますので回復の指標になります。

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異常な場合に疑われる病気[3] anchor.png[9]

  • 高値
    急性膵炎、慢性膵炎、膵臓がん[8]、膵膿胞、肝硬変、腎不全など。
  • 低値
    慢性膵炎や糖尿病[10]で膵臓の機能が著しく低下したときなど。

Last-modified: 2016-03-04 (金) 14:12:48 (JST) (2966d) by seriza