メチラポン(Metyrapone)
下垂体ACTH分泌機能検査用薬・副腎皮質ホルモン合成阻害剤
- メトピロンカプセル(製薬会社:ノバルティス ファーマ株式会社)
作用と効果
体内の副腎皮質ホルモンの生合成に関わる酵素を阻害して、脳の下垂体で分泌される副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の働きや副腎の病気を調べたり、過剰なホルモンによる症状を抑える薬です。
通常、下垂体ACTH分泌予備能の測定やクッシング症候群の治療に使用されます。
用法・用量
- 下垂体ACTH分泌予備能の測定
通常、成人は1回2~3カプセル(主成分として500mg~750mg)を1日6回、4時間ごとに服用します。小児は1回体重1kgあたり15mgに相当する量を1日6回、4時間ごとに服用しますが、1回の最小量は1カプセル(250mg)にします。 - クッシング症候群
通常、成人および小児は、1回1~4カプセル(主成分として250mg~1g)を1日1~4回服用します。コルチゾール値あるいは症状などにより適宜増減されます。
いずれの場合も必ず指示された服用方法に従ってください。飲み忘れた場合は医師の指示に従ってください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
副作用
主な副作用として、腹部不快感、めまい、吐き気、嘔吐、頭痛、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
稀な副作用
- ショック
冷汗、手足が冷たい、意識がうすれる - 副腎皮質機能不全
体がだるい、吐き気、意識がもうろうとする - 骨髄抑制
貧血症状、発熱、出血傾向
ジェネリック医薬品
- (製薬会社:)
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初版日時: 2011-12-02 (金) 16:02:27
最終更新: 2019-03-28 (木) 17:51:49 (JST) (1848d) by kondo
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