ホクナリン錠

作用と効果

交感神経のβ2受容体を刺激することで気管支筋を拡張させます。通常、気管支喘息、急性気管支炎、慢性気管支炎、喘息性気管支炎、肺気腫、珪肺症、塵肺症の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難などの諸症状の改善に用いられます。

用法・用量

• ホクナリン錠
  通常、成人は、1回1錠（主成分として1mg）を1日2回、服用します。治療を受ける疾患や、年齢、症状により適宜増減されます。
  • ホクナリンドライシロップ小児用
    通常、小児は1回ドライシロップ20mg/kg(主成分として0.02mg/kg)を1日2回、用時溶解して服用します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。本剤は1g中に主成分1mgを含有します。1包（0.5g）中に主成分0.5mgを含有する分包品もあります。必ず指示された服用方法に従ってください。なお、標準投与量は、通常、次の1回用量を1日2回服用します。0.5～3歳未満0.125～0.25g(0.125～0.25mg)、3～9歳未満0.25～0.5g(0.25～0.5mg)、9～15歳0.5～1g(0.5～1mg)

飲み忘れた場合、気がついたときにすぐに服用してください。ただし、次の服用時間が近い時は、忘れた分は服用せず、次から指示通り服用してください。絶対に2回分を一度に服用してはいけません。誤って多く飲んだ場合、すぐに医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのをやめないでください。

副作用

主な副作用として、手足のふるえ、動悸、発疹がでるなどが報告されています。

稀な副作用

• 重篤な血清カリウム値の低下
  手足のしびれまたは筋力減退、手足の麻痺、呼吸困難など

ジェネリック医薬品

• セキナリン錠　（製薬会社：東和薬品株式会社）
• ツロブテロール塩酸塩錠　（製薬会社：大原薬品工業株式会社）
• ツロブテロール塩酸塩DS　（製薬会社：大原薬品工業株式会社）