ポルフィマーナトリウム(Porfimer sodium)
腫瘍用薬
- フォトフリン静注用 (製薬会社:ファイザー株式会社)
作用と効果
腫瘍細胞に対して増殖抑制作用または殺細胞作用を示します。
通常、レーザー光照射が可能な早期肺がん、表在型食道がん、表在型早期胃がん、子宮頸部初期がんおよび異形成の治療に用いられます。局所的な治療法であり、レーザー光照射部位以外には効果がありません。
用法・用量
通常、1回静脈内に注射します。注射48~72時間後にレーザー光を病巣部位に照射します。効果を見ながら使用期間を決めていきます。
生活上の注意
注射後少なくとも1ヶ月間は直射日光および電気スタンドなどの集中光を避け、薄暗い室内(100~300ルクス)で過ごしてください。
副作用
主な副作用として、光線過敏症、色素沈着、発疹、咳、痰、喀血、血痰、呼吸困難、咽頭痛、胸部痛、みぞおち付近の痛み、吐き気・嘔吐、発熱などが報告されています。
稀な副作用
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初版日時: 2016-01-29 (金) 15:37:51
最終更新: 2016-01-29 (金) 15:37:51 (JST) (2982d) by kondo
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