ビクシリンカプセル

作用と効果

ペニシリン系の抗生物質で、細胞の細胞壁合成を阻害し、殺菌的な抗菌作用を示します。通常、皮膚、呼吸器、泌尿器、消化器、婦人科、眼科、耳鼻科、歯科など広い範囲の感染症の治療に用いられます。

用法・用量

• ビクシリンカプセル
  通常、成人は1回1～2カプセル〔主成分として250～500mg（力価）〕を1日4～6回服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
• ビクシリンドライシロップ
  通常、用時溶解し、成人は1回2.5～5g〔主成分として250～500mg（力価）〕を1日4～6回服用し、小児は1日量体重1kg当り0.25～0.5g〔主成分として25～50mg（力価）〕を4回に分けて服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。水に溶かして飲む場合は、飲むときに溶かしてください。シロップ剤として薬をもらった場合は、よく振ってから飲んでください。

飲み忘れた場合は、気がついた時、できるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の通常飲む時間まで4時間以下の場合は1回飛ばして、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、発熱、発疹、じん麻疹などが報告されています。

稀な副作用

• ショック
  不快感、口内異常感、めまい
• 皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症
  発熱、中央に浮腫を伴った紅斑、眼球結膜の充血
• 無顆粒球症、溶血性貧血
  のどの痛み、筋肉痛、貧血
• 急性腎不全などの重篤な腎障害
  尿量減少、むくみ、頭痛
• 偽膜性大腸炎などの血便を伴う重篤な大腸炎
  発熱、頻回の下痢、腹痛

ジェネリック医薬品

• ビクシリンS配合錠　（製薬会社：Meiji Seika ファルマ株式会社）
• ビクシリンS配合カプセル　（製薬会社：Meiji Seika ファルマ株式会社）