タペンタドール塩酸塩(Tapentadol hydrochloride)
持続性癌疼痛治療剤
- タペンタ錠 (製薬会社:ヤンセン ファーマ株式会社)
作用と効果
オピオイド受容体作動作用とノルアドレナリン再取り込み阻害作用により、鎮痛作用を示します。
通常、中等度から高度の痛みを伴う各種がんにおける鎮痛に用いられます。
用法・用量
通常、成人は主成分として1日50~400mgを2回に分けて12時間ごとに服用します。なお、症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
徐放性製剤であるため、噛んだり、割ったり、砕いたり、溶かしたりせず、必ず飲み物と一緒にそのまま服用してください。
飲み忘れた場合は、気がついた時点ですぐに服用してください。ただし、次に服用する時間が近い場合は、1回飛ばして次の通常の服用時間に1回分を服用してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに自分の判断で飲むのを止めないでください。
生活上の注意
眠気、めまいが起こることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作は避けてください。飲酒により薬の作用や副作用が強まることがあります。
副作用
主な副作用として、便秘、吐き気、傾眠、嘔吐などが報告されています。
稀な副作用
- 呼吸抑制
呼吸が浅く速くなり、呼吸をしにくい
- アナフィラキシー
息苦しい、蕁麻疹、意識がもうろうとする
- 依存性
この薬の使用を中止しようとしてもやめられずに使用を続けたくなる
- 痙攣
けいれん
- 錯乱状態、せん妄
考えがまとまらない、時間・場所などが判らない、幻覚があらわれる
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初版日時: 2015-06-05 (金) 13:49:21
最終更新: 2019-03-11 (月) 10:19:13 (JST) (1844d) by kondo
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