イプラグリフロジンL-プロリン(Ipragliflozin L-Proline)
選択的SGLT2阻害剤 2型糖尿病治療剤
- スーグラ錠 (製薬会社:アステラス製薬株式会社)
作用と効果
腎臓で糖を再吸収するSGLT2を阻害することで、過剰な糖を尿と一緒に排出させて血糖値を下げます。
通常、2型糖尿病の治療に用いられます。
- 2型糖尿病
- 1型糖尿病
- 2018年12月21日、アステラス製薬は、日本において「1型糖尿病」の効能・効果および用法・用量追加の承認を取得した。
用法・用量
- 2型糖尿病
通常、成人にはイプラグリフロジンとして50mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら100mg1日1回まで増量することができる。
- 1型糖尿病
インスリン製剤との併用において、通常、成人にはイプラグリフロジンとして50mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら100mg1日1回まで増量することができる。
副作用
- 2型糖尿病
主な副作用は頻尿、口渇、便秘、尿中β2ミクログロブリン増加、体重減少 - 1型糖尿病
主な副作用は低血糖、血中ケトン体増加、体重減少、膀胱炎、頻尿、口渇、ケトーシス、陰部そう痒症、便秘、頭痛、細菌尿
その他の副作用
副作用 | 5%以上 | 1~5%未満 | 1%未満 | 頻度不明 |
血液及びリンパ系障害 | - | - | 貧血 | - |
肝臓 | ||||
肝胆道系 | - | - | 肝機能異常 | - |
腎臓 | ||||
泌尿器 | 頻尿 | 多尿 | 尿管結石、腎結石症 | - |
生殖系及び乳房 | - | - | 陰部そう痒症 | - |
精神系 | ||||
神経系 | - | - | - | 糖尿病性ニューロパチー、浮動性めまい、体位性めまい、頭痛、感覚鈍麻 |
感覚器 | ||||
眼 | - | - | 糖尿病網膜症 | 眼瞼浮腫 |
耳 | ||||
循環器 心臓 | ||||
血管 | - | - | - | 高血圧 |
呼吸器 | - | - | 上気道の炎症 | - |
消化器 | - | 便秘 | 下痢、胃炎、胃食道逆流性疾患、上腹部痛、腹部膨満 | 悪心、嘔吐 |
皮膚・皮下組織系 | - | - | 湿疹、発疹、蕁麻疹 | そう痒症 |
過敏症 | ||||
下垂体・副腎皮質系 | ||||
免疫系 | ||||
代謝及び栄養 | ||||
内分泌 | ||||
筋骨格系及び結合組織障害 | - | - | - | 筋肉痛、背部痛 |
全身 | - | 口渇、体重減少 | 空腹、倦怠感 | 顔面浮腫、脱力感 |
感染症 | - | 膀胱炎、外陰部膣カンジダ症 | 鼻咽頭炎 | - |
投与部位 | ||||
抵抗機構 | ||||
その他 | ||||
臨床検査 | - | 尿中β2ミクログロブリン増加 | 尿中β-NアセチルDグルコサミニダーゼ増加、尿潜血陽性、尿中アルブミン/クレアチニン比増加、尿中ケトン体陽性、血中ケトン体増加、尿中α1ミクログロブリン増加 | - |
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初版日時: 2014-05-01 (木) 19:16:52
最終更新: 2018-12-23 (日) 22:33:56 (JST) (1944d) by kondo
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